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N2365MM 2,886pt
短編.

五歳児「このおうち、すきなひとのこえがする」――白い結婚ごっこの夫婦、本音を全部暴露される

中身無男

全1話[2,810文字] 異世界〔恋愛〕
七歳の花嫁リリアと、八歳の夫シオン。

二人は椅子に布をかけ、自分たちだけの小さな家を作って、白い結婚ごっこをしていた。

そんな雨の日、白い人形を抱いた五歳の少女フィーが、屋敷へ迷い込んでくる。

「このおうち、すきなひとの、こえがする」

フィーには、場所や物に残った言葉が聞こえるらしい。

そして布のおうちに手を触れた瞬間、フィーの口からシオンの声が流れ出した。

『ぼくばっかり、すきなのかもしれない』
『きらわれたら、どうしよう』

真っ赤になるシオン。

しかし、暴露されるのは彼だけではなかった。

『シオンが、ほかの子と笑うと、むねがいたい』
『わたしだけを、見てほしい』

今度は、リリアが隠していた嫉妬までしゃべられてしまう。

狭い布のおうちに逃げ場はない。

初対面の五歳児に両片想いを全部ばらされた、七歳の花嫁と八歳の夫。

二人は初めて、相手も同じように不安で、同じくらい自分を好きだったと知る。

これは、好きと言えない子供たちと、悲しい言葉を聞くと寒くなる不思議な少女が出会った、少し恥ずかしくて、あたたかい雨の日のお話。

ほのぼの 女主人公 ハッピーエンド ラブコメ 恋愛 白い結婚 子供 両片思い 尊い 不思議な力 番外編 すれ違い 甘い 短編 読後感良好
全1話[2,810文字]
各話平均2,810文字
[推定読了0時間6分]
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評価人数:316人(平均4.3pt)

最新作投稿:2026年07月17日(20:01:19)
 投稿開始:2026年07月17日(20:01:19)

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