データ取得:2026-02-17未明
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短編.
「本を読んで暮らしたい」と願ったら、冷徹宰相様の膝の上が私の書斎になりました。口を開ければ極上の甘味、背中には温かな拘束。前世の未完小説まで次元を超えて用意されたら、もうここから逃げる理由がありません
文月ナオ
全1話[5,781文字] 異世界〔恋愛〕 R15 転生耳元で響く低い声と、差し出される銀のスプーン。
元社畜のミネットは今、大帝国の冷徹宰相・ヴェスター公爵の膝の上で、行儀よく餌付けされている。
過労死した前世で願ったのは『ただ静寂の中でページをめくるだけの、観測者になりたい』というささやかな望み。
その願いを叶えてくれたのは、他者の「音」を嫌う潔癖な公爵様だった。
「君がただページをめくる音だけが、私にとっての唯一の音楽だ」
彼にとって私は、世界から遮断するための防音壁兼、充電器。
私にとって彼は、無限の蔵書と安寧を提供してくれる最高のスポンサー。
利害の一致した共依存関係だったはずが、ある日、彼が禁書庫で見せてくれたのは――前世で死ぬ直前まで読んでいた、未完の長編小説の最新刊だった。
「異界の渡り人と呼ばれる次元商人を捕まえて、吐かせた」
たった一冊の文庫本のために、次元を超えて手を尽くした男。
これは、活字中毒の令嬢が、世界一甘い鳥籠から出られなくなるまでの物語。
(各話平均5,781文字)
[推定読了0時間12分]
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評価人数:37人(平均4.7pt)
最新作投稿:2026年02月16日(12:15:22)投稿開始:2026年02月16日(12:15:22)
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