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短編.

婚約披露の場で、王太子が見ていたのは婚約者ではなく私でした

文月ナオ

全1話[13,551文字] 異世界〔恋愛〕 転生
王太子セヴラン殿下には、昔からひとつだけ癖がある。
緊張すると、左の親指で右手の爪の脇をこするのだ。

その小さな癖を知っているのは、王宮文書局で働くイリゼだけだった。

けれどある日、イリゼは自分の手で、殿下が別の令嬢へ誓うための婚約披露の式文を書くことになる。
家格も教養も美しさも完璧な公爵令嬢セラフィナとの婚約は、誰もが祝福する理想の縁談。
反対などできるはずもない。
それでもイリゼは、昔からずっと好きだった殿下が、式の直前になっても自分を見てしまうことに気づいてしまう。

そして迎えた婚約披露の当日。
完璧に進むはずだったその場で、「殿下が本当に見ている相手は私ではありません」と婚約者自身が破談を申し出た。

ずっと“選ばずに済む場所”へ置かれていた文書局の娘と、気持ちを隠したまま彼女をそばに置き続けた王太子。
婚約破談の騒動の中、ついに明かされる本音と、選び直される未来。

これは、婚約者のいる王太子をずっと好きだった地味な文官令嬢が、遠回りの初恋を叶えて、誰より甘く愛されるまでのお話。

異世界転生 王太子 婚約破棄 初恋 すれ違い じれじれ 溺愛 ハッピーエンド 文官令嬢 婚約披露 王宮 ヒロイン一途 ヒーロー視点あり 公爵令嬢 切ない 両片想い
全1話[13,551文字]
各話平均13,551文字
[推定読了0時間28分]
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評価人数:83人(平均3.9pt)

最新作投稿:2026年04月18日(12:02:56)
 投稿開始:2026年04月18日(12:02:56)

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