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N6745MO 22pt
短編.

城壁の落書きは、何度消しても増えるのです〜消す仕事に落とされた没落令嬢のわたしが、辺境伯家が“なかったこと”にした名前を彫っていたら、辺境伯子息に求婚されました〜

宇野 心一

全1話[10,669文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕
字が読めないことを隠して、わたしは城壁の落書きを消す下働きをしている。没落した子爵家の娘だと、知られないように。ある朝、消しても消しても翌日にはまた戻る「落書き」——人の名前の羅列を、若い監察官、辺境伯家のクレイスさまに「一字残らず消せ」と命じられて。

けれど、その名前を夜ごと書き直していたのは、墓を持てない戦友たちを弔う、たったひとりの生き残りだった。そして列にぽつりと空いた一席は——わたしの父の、席で。消せと言われた落書きを、わたしは石に彫りはじめる。消しても消えない字は、壁ではなく心に書いてある。血のにじむ指が刻んだものが、辺境伯家が“なかったこと”にした真実を照らすとき、あの日わたしを笑った者たちの顔が、変わる。泣けて、あたたかくて、最後に少しだけ甘い、読み切りです。

女主人公 身分差 令嬢 辺境伯 泣ける 心温まる 恋愛 短編
全1話[10,669文字]
(各話平均10,669文字)
[推定読了0時間22分]
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評価人数:2人(平均5pt)

最新作投稿:2026年08月07日(18:11:42)
 投稿開始:2026年08月07日(18:11:42)

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