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データ取得:2026/09/16未明

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短編

'#013『潮騒と白砂の工房』'

いわたとおる

全1話[6,127文字] 純文学〔文芸〕
 完璧に直せば直すほど、鏡に映る自分の顔が怖くなった。自分には、オリジナルを生み出す才能なんてない――。

 一流の修復士としてのプライドを失い、すべてを投げ出して錆びついた故郷へ逃げ帰ってきた渋沢修一。彼はそこで、亡き祖父が遺した奇妙な設計図に出会う。それは、手漕ぎの小舟の底に、町の伝統である伝説の「砂鏡」を嵌め込むという、無茶で、狂おしいほどの職人の執念だった。
 道具は、持ち主がいなくなっても嘘をつかない。
「お前に都会ですり減った人間の何がわかる」
 醜い八つ当たりと葛藤の果てに、男は夜の工房で再びガラス切りを握る。やり直しはきかない。
 泥臭く不器用な大人の、挫折と、職人のプライドの再生を描く、潮騒とコーヒーの匂いに満ちた現代ドラマ。

シリアス 男主人公 現代 職業もの 現代ドラマ 職人 修復士 幼馴染 再生 挫折 切ない
全1話[6,127文字]
各話平均6,127文字
[推定読了0時間13分]
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最新作投稿:2026年06月03日(19:00:00)
 投稿開始:2026年06月03日(19:00:00)


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