データ取得:2026-09-16未明
おしらせ
▷新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。
連載中.
「妹が来るまでの繋ぎだ」と言われた身代わり花嫁ですので、繋ぎの務めを切れ目なく果たしました――妹が着いた日、屋敷に妹の席はありませんでした【連載版】
くらたん
全12話[33,131文字] 異世界〔恋愛〕王命の期日に辺境伯家の門をくぐったのは、証文の花嫁ではなく、その姉だった。妹は、王都の社交期が終わるまで来ない。伯爵家の家政を十年回してきたルシエンヌ、二十七歳は、頭を下げた。
「承知しました。繋ぎでしたら、切れ目なく務めます」
繋ぎの務めとは、切れ目を繋ぐことである。
翌朝から、屋敷の切れ目を一つずつ繋いだ。三月滞った給金を払い、止まっていた薪の道を開き、閉じていた陳情の戸を開け、冷えた食卓に火を入れる。兵の鍋で済ませていた夫は、初めて食卓に来て、初めておかわりを言った。
初雪の夜。帳を付ける手元に、夫が薪を一本足す。
「繋ぎに、これは含まれるか?」
「含みます。切れ目ですから」
そして、妹が着いた日――
「お姉様、繋ぎをありがとう。離れは、用意してくださったのでしょう?」
「はい。薪が三月分、乾いております」
使用人は妹を客として迎え、領民は妹を知らず、食卓に、妹の席は無かった。
名だけの妻、と言った夫が、妻の名を自分の手で書くまでの三十日。そして、根雪で峠が閉じたあとの、長い冬の話。
(各話平均2,761文字)
[推定読了1時間7分]
お気に入り登録:13件
評価人数:2人(平均3.5pt)
最新作投稿:2026年09月15日(10:56:18)投稿開始:2026年09月04日(00:31:39)
| 最近の総ポイント変動 | ||
|---|---|---|
| 今日 | 40 | |
| 昨日 | 40 | |
| 一昨日 | 40 | |
| 3日前 | 38 | |
| 4日前 | 38 | |
| 5日前 | 38 | |
| 6日前 | -- | データ未取得 |
| 7日前 | -- | データ未取得 |
連載中
[N2636MR]
王宮の「届かない手紙」係になりました ~宛名の書けなかった訴えを捨てられない私の報告書を、第三王子だけが最後まで読んでいます~
完結済
[N9223ML]
五十四歳で離縁されましたので、三十七枚の「いつか」を使い切ります ~最後の一枚は、もう一度恋をすること~
短編
[N4750MS]
「お前の代わりなど、いくらでもいる」と婚約者に言われましたので、代わりの令嬢をご紹介いたします~五人目まで、全員お断りされたそうですが~
連載中
[N6110MT]
白い結婚の初夜、夫と中身が入れ替わりました ~その「妻の仕事」、今日は旦那様がどうぞ~
短編
[N7023MR]
「真実の愛を見つけたんだ」と仰るので、女神の誓い検めとして、本当に証明して差し上げます ~嘘をつくと鳴る鈴を、おふたりの首へお掛けしました~
連載中
[N2792MO]
婚約者の想う病弱な幼馴染を完治させて、薬師のわたしは身を引きます ~「あの子は病気だから」が使えなくなる日まで、あと二十週~
連載中
[N9119MT]
「一年経ったら帰す」と言われて嫁いだので、旦那様の困りごとを一日ひとつ片付けています ~三百六十五日目が近いのに、暦が減らないのですが?~
短編
[N6103MR]
「王女への口説きは外交だ」と婚約者に黙らされましたので、一語違えず両国へ通訳しました ~凍りつく重鎮たち。取り繕ってももう遅い~
完結済
[N7073MM]
夫に書類の上で「病死」させられた奥様は、故人の身軽さで生き直します ~縁談も無心も呼び出しも、あいにく死んでおりますので~
連載中
[N4651MT]
「持参金のない娘は要らない」と婚約破棄された没落令嬢、辺境の関所を預かります
~通る荷を検めていたら、元婚約者の商いも花嫁候補の嘘も全部見つけました~
短編
[N8153MR]
「妹が来るまでの繋ぎだ」と言われた身代わり花嫁ですので、繋ぎの務めを切れ目なく果たしました――妹が着いた日、屋敷に妹の席はありませんでした
完結済
[N8581MM]
二十三歳、隠居した伝説の大将軍に自分から嫁ぎました ~旦那様の武勇伝、ご本人に聞くとかなり違うんですの~
短編
[N5297MS]
「僕のことは忘れてくれ」と婚約者に言われましたので、お会いするたび初めましてと申し上げます~元婚約者が毎回、自己紹介からやり直しているのですが~
完結済
[N5585MK]
聖女の仕事が無給で無休だったので【返品】しました ~召喚特典は世界救済ではなく、理不尽を送り主に叩き返す返品スキルでした~
完結済
[N0436MQ]
「お前が我慢すればいい」と十年言われ続けたので、おばあ様に言いつけました ~辺境を三十年守った元・伯爵夫人が、婚約者の家ごと片付けにいらっしゃいます~
短編
[N4656MR]
「あの方は命の恩人だ、お前が耐えろ」と仰いますので、その分の恩は私が全部お返しいたします ~最後の一件をお返しした日、あの方がこの家にいる理由も、なくなります~

