データ取得:2026/09/21未明
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「持参金のない娘は要らない」と婚約破棄された没落令嬢、辺境の関所を預かります~通る荷を検めていたら、元婚約者の商いも花嫁候補の嘘も全部見つけました~
くらたん
全3話[9,561文字] 異世界〔恋愛〕商家の跡取りだった婚約者は、うちが没落した翌週にそう言った。
損得。結構ですわ。では、得のある所へ参ります。
辺境伯領の関所が、検め役を探していた。荷を検め、税を取り、通す。給金は月に金貨二枚。
「一荷目。絹十反、産地は隣国とのことですが、この織りは王都ですわね。関税は倍」
「二荷目。花嫁道具一式、宛先は辺境伯様。持参金は金貨三百、ただし箱の底は石ですわね」
三荷目、四荷目。荷を開けるたびに、誰かの嘘が一つ減る。
「ロズモンド! 俺の荷を止めるな!」
「関所は荷を検める所ですもの。元婚約者様の荷も、王家の荷も」
そして辺境伯様が、関所の窓口の前に立って仰った。
「関所を通れた花嫁候補は、まだ一人もいない」
「検めが厳しくて、申し訳ありません」
「いや。検める側に、一人いる」
「お通りください。荷は、こちらでお預かりしますわ」
(各話平均3,187文字)
[推定読了0時間20分]
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最新作投稿:2026年09月17日(16:13:35)投稿開始:2026年09月17日(00:49:35)
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