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N3352GM 30pt
短編

東條英機異聞

ジュウシマツ

全1話[31,813文字] 歴史〔文芸〕
 極東軍事裁判で死刑判決となり、刑場の露と消えた東條英機はいかなる人物だったのでしょうか。極東軍事裁判は、東條英機を世界制覇の共同謀議を企んだ陰謀家と断定しました。そして、それが戦後の世評ともなっています。
 しかしながら、パール判事は東條を含む全被告を無罪とする判決文を書いています。極東軍事裁判には正反対の判断が存在したのです。真実はどこにあるのでしょう。
 東條英機の真実に迫るためには、近親者の証言を聞くのがよいのかも知れません。幸い、東條英機の甥にあたる山田玉哉が印象的な文章を書き残しています。その山田の目に映った伯父の姿は、陰謀家とは似ても似つかぬ真面目人間で、軍人勅諭が服を着て歩いているような男でした。親類として東條英機を間近に感じ、親しく接した山田玉哉の視点から東條英機の実像を見直します。

史実 東條英機 山田玉哉 シリアス 男主人公 昭和
全1話[31,813文字]
各話平均31,813文字
[推定読了1時間4分]
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最新作投稿:2020年09月08日(09:42:10)
 投稿開始:2020年09月08日(09:42:10)


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