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完結済

貫太郎の終戦工作

ジュウシマツ

全14話[102,357文字] 歴史〔文芸〕
 人生の最終盤になって大仕事をやり遂げた人物がいます。鈴木貫太郎です。
 幕末に武士の子として生まれた鈴木貫太郎は、海軍に奉職しました。日清、日露の戦役に参戦し、連合艦隊司令長官と海軍軍令部長を歴任し、海軍軍人として位人臣を極めて退官しました。その後、侍従長となって昭和天皇の御側に長く仕え、さらに枢密院議長として余生を過ごしていました。このまま平穏に人生の幕を閉じても不思議ではないところです。
 しかし、時代は大東亜戦争の終盤でした。日本が滅亡しかねない状況です。運命は、この人物に終戦という大任を背負わせました。
 昭和天皇に諭されて鈴木貫太郎はついに総理大臣になります。とはいえ政治経験は皆無です。政治的な人脈もありません。国内では主戦論が大勢を占め、軍部は本土決戦を呼号していました。これに対処すべき鈴木貫太郎はすでに老齢であり、しかも耳が遠く、組閣さえ他人任せでした。
 それでも鈴木貫太郎は、困難な政治調整を御聖断という奥の手でまとめあげ、ポツダム宣言を受諾することによって終戦を達成しました。この間、わずかに四ヶ月の早業でした。

史実 鈴木貫太郎 終戦工作 シリアス 男主人公 昭和
全14話[102,357文字]
各話平均7,311文字
[推定読了3時間25分]
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評価人数:2人(平均5pt)

最新作投稿:2021年02月04日(04:05:43)
 投稿開始:2021年01月22日(08:18:44)


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