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データ取得:2024/04/28未明

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N3306HP 2pt
短編

だめになった王国

月島 真昼

全1話[1,399文字] その他〔その他〕
 8月20日に行われた甲子園大会の二回戦を兄が投げてて七回まで失点ゼロで二点リードしてたのだが、三番の山本くんに向かって兄が投げたボールがすっぽ抜けてキャッチャーの頭上を遥か通り越して背後のボードに跳ね返った。明後日の方向に転がったボールをキャッチャーが追いかけたけどその間に三塁ランナーがホームインして1点、というのを見ていた大半の観客は、すっぽ抜けの大暴投を投げた直後に右腕をおさえてマウンドに蹲った兄に気づかなかった。ボールデッドののちにすぐにタイムがかけられて兄が担架で運ばれていく。試合は兄の後続のピッチャーが打ち込まれて三対二で負けた。

全1話[1,399文字]
各話平均1,399文字
[推定読了0時間3分]
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最新作投稿:2022年04月26日(10:09:40)
 投稿開始:2022年04月26日(10:09:40)


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