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N2115IQ 14pt
完結済

アルマーナ神人魔成敗

奥雪 一寸

全68話[120,320文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕
 ラベラーディアという世界がある。
 人間と魔族という二つの種族が存在らしている世界だ。人間と魔族は互いに争うことはなく、多くの国のあらゆる街で、平和に、協力して暮らしていた。
 そして、その平和の誓いの証となる、一対の女性達が、象徴として過ごしている塔がある。
 平和の誓いを体現している彼女達を、人々は、誓証女、という肩書で呼んでいる。
 誓証女は人間の誓証女ひとり、魔族の誓証女ひとり、と互いの種族を代表して一人ずつが選出されていて、現在の人間側の誓証女は三代目、魔族側の誓証女はまだ初代の女性が続けていた。
 人間の誓証女、レイシェ。
 魔族の誓証女、アルマーナ。
 二人は誓証の塔と呼ばれる住居に暮らし、ただ象徴としてだけあることを求められていて、大きな責任などを背負わされている訳ではなかった。
 そもそも誓証女を世界が必要としているのは、かつて人間を創造したという女神アージェリと、魔族を創造したという魔神グロフォッガが、ことあるごとに人間や魔族の中からその先兵となる者、勇者と魔王を誕生させては争わせていたからだ。その争いはほぼ必ず無関係な人間や魔族に被害をもたらし、互いの関係にひびを入れかねない大量虐殺に及ぶことになることもあったからだ。その為、誓証女達という生きた象徴を置き、人間と魔族は、勇者と魔王の存在を、両種族間の不和には発展させないと誓いあっているのだった。
 アルマーナは当然そのあたりの事情を良く知っている。だが、レイシェはそうではなかった。故に、レイシェにとって、誓証女の役目が重荷だった。
 アルマーナもそれは知っていた。だから、ある日、アルマーナは決断した。塔を離れて、レイシェと平和の為の人助けをしよう、と。

ESN大賞6 女主人公
全68話[120,320文字]
各話平均1,769文字
[推定読了4時間1分]
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最新作投稿:2024年02月11日(20:00:00)
 投稿開始:2024年02月11日(20:00:00)


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