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データ取得:2026/08/23未明

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完結済

君の恋人を演じる、それだけのはずだった

きなこもち

全33話[152,663文字] 現実世界〔恋愛〕 R15 残酷な描写有り
恋人役を演じる。
ただ、それだけのはずだった。

白凪学園には、事情を抱えた生徒のために用意された特殊制度がある。
それが、一定期間だけ“交際相手”を演じることで、周囲の視線や外部からの圧力、厄介な人間関係から依頼人を守る交際補助制度。

その制度の担い手である桐生蓮は、誰よりも優秀な補助士だった。
必要な時だけ近づき、相手を楽にし、救い、そして終わる時にはきちんと引く。
優しく、誠実で、決して一線を越えない。
それが桐生蓮の正しさだった。

けれど、その“ちょうどいい優しさ”に触れた少女たちは、やがてみな、ただの役として彼を見られなくなっていく。

明るく人に愛される配信者、星坂めぐる。
選ぶことを許されずに育った名家の少女、九条翠。
全部分かっていたのに、心が追いつかなかった静かな書き手、篠宮紬。

彼女たちの想いは、それぞれ違う形で蓮の中へ残っていく。
だが蓮は、誰かを救うことはできても、自分だけは感情の当事者にならないよう、ずっと一線を引き続けていた。

そんな彼の前に立ちはだかるのが、制度の監査を担う少女、皇莉子。
彼女だけは、蓮の優しさではなく、その優しさの歪みを見抜いていた。

「あなたの仕事は正しい。でも、その正しさだけでは足りない」

これは、誰かの恋人を演じ続けてきた少年が、誰かの隣に立てるのかを問う物語。

優しさは、ときに人を救う。
そして同じくらい、傷つけもする。
その痛みの先で、少年はようやく自分自身の恋と向き合う。

これは恋人役から始まる、痛くて優しい青春ラブストーリーである。

R15 残酷な描写あり シリアス 男主人公 学園 現代 青春 スクールラブ
全33話[152,663文字]
各話平均4,626文字
[推定読了5時間6分]
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最新作投稿:2026年08月02日(20:00:00)
 投稿開始:2026年07月01日(20:00:00)
 投稿期間:1ヶ月


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