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博士の愛した研究

鳥路

全16話[60,511文字] 空想科学〔SF〕 R15 残酷な描写有り
数千年前、人々の前に「それ」は唐突に現れた。
パージ鉱石と名付けられたそれは、人々の生活に多大な恩恵を与えた。
同時に、人々へ永遠に続く厄災も振りまいた。
パージ鉱石に触れたものは、身体の生気を抜き取られ死に至る。
「白死」と呼ばれるこの病は、今もなお、人々を苦しめていた。

世界が壊れて数千年後・・・
生き残りの子孫たちは白死から身を守るために影響を受けない地下「白箱」に移住区域を作り、そこで生活していた。
パージ鉱石を破壊する研究を行う「十六夜一月」はある人物の夢を継いで日々研究に勤しんでいた。
ある日、五年前に行方不明になった同郷育ちの「三坂紳也」から大きな贈り物をされる
人一人入りそうな棺桶に入っていたのは――――――「一人の青年」
物とリンクした命を持ち、パージ鉱石と死体から作られた「人造生霊」と呼ばれる存在である彼は、かつての一月にとても縁のある人物だった
「十番目の傘」を名乗る「黒傘雨葉」は紳也からある条件をつけられた上で、一月の元に舞い戻った
揺らぎない意思と願いを、そして媒体とした道具に呼応した能力と共に。

十人の人造生霊と、九人の所有者
彼らの出会いこそ、世界の救済、その序章となる

世界を知らない「物」である青年と、世界を救うために働く「者」である少女
これはいつか、世界を救う少女と彼女の相棒を務めた青年の物語

R15 残酷な描写あり ディストピア ファンタジー 崩壊世界 研究 特殊能力 人造生霊
全16話[60,511文字]
各話平均3,782文字
[推定読了2時間2分]
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最新作投稿:2021年06月23日(01:00:00)
 投稿開始:2020年09月19日(01:06:01)
 投稿期間:9ヶ月


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