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N7972HW 24pt
完結済

隣の席の花楓さんは、世界の全てを見透かして

内村一樹

全63話[168,641文字] ローファンタジー〔ファンタジー〕 R15
 高校1年生の夏休みが開けた日、私のクラスはとある話題で賑わっていた。
 クラスで一番モテる男子、祇園寺壮馬(ぎおんじ そうま)と、その恋人の佐藤亜美(さとう あみ)が破局した。
 おまけに、祇園寺は既に新しい彼女を作っている。
 自分の席でその話を聞いていた私―――大心池須美(おごろち すみ)は、全然興味が無かったから、そのままお手洗いに向かった。
 その帰り、教室の扉の横に座り込んでいる佐藤を見つけた私は、同時に違和感を覚えた。
 なんで、彼女は裁ちバサミを持ってるんだろう?
 湧き上がる嫌な予感に突き動かされるように、佐藤さんに声を掛けようとした私は、直後、教室の中に飛び込んでいく佐藤さんを止めることができなかった。
 響き渡る悲鳴。これは本当にまずい。
 背後から現れた先生に促され、すぐに教室の中を見た私は、しかし、その様子に茫然としてしまう。
 勝手に想像していた響き渡る悲鳴も、飛び散る鮮血も、何もない。
 そこにあったのは、いつもと変わり映えのしない教室の光景。
 そんな様子にホッとしながら、自分の席に戻った私は、信じられないものを目にしてしまう。
 隣の席の引き出しに、さっき見たはずの裁ちバサミが……。
 一瞬、そう思った私は、それが自分の見間違えだと気が付いた。
 それと同時に、隣の席の主が、私に問いかけてくる。
「須美ちゃん、どうかした?」
 そう言った彼女、黒光花楓(くろみつ かえで)さんは、まるで教室の様子なんてどうでも良いと言うように、満面の笑みを浮かべているのだった。

事件をきっかけに花楓の能力を知った須美は、立て続けに巻き起こる事件を、花楓と協力して解決していく。
これは、ちょっと不思議な青春の物語。

R15 ギャグ 女主人公 学園 現代 日常 ハッピーエンド 青春 超能力 伝奇 ミステリー ホラー
全63話[168,641文字]
各話平均2,677文字
[推定読了5時間38分]
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評価人数:1人(平均5pt)

最新作投稿:2023年01月11日(20:12:57)
 投稿開始:2022年10月15日(19:20:25)
 投稿期間:2ヶ月


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