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短編

【読切り超短編】槍持勇気の事 ~「享和雑記」より江戸時代の出来事~

糺ノ杜 胡瓜堂

全1話[3,197文字] 歴史〔文芸〕
【アルファポリスより転載】
 読み切りのショート作品です。

 「柳川亭」という筆名で編纂された「享和雑記」

 享和期(1801~1804)の様々な事柄を書き留めた大変に面白い書物です。
 その中から、第三巻三十八に掲載されている「槍持勇気の事」というお話をご紹介したいと思います。

 江戸幕府開府からあと一年で「200年周年」になるという享和二年、十返舎一九が「東海道中膝栗毛」を著したり、江戸で「小石川馬場の火事」と呼ばれる大火があったりした年です。

 ・・・そんな年の正月に起きた刃傷事件。

 年賀というと、今は年賀状・・・それも年賀状の扱いは年とともに減っているそうですが、江戸時代の武士の正月は、上司や親戚、お世話になった家々へ直接に出向いて年始の挨拶をする「年始回り」でスタートしました。

 この年始回りの風習は、明治から昭和にかけて活躍した小説家・劇作家・岡本綺堂氏のエッセイ「年賀郵便」によると明治の中頃まで続いていたそうです。

 回った各家々で振る舞い酒をご馳走になり、朝からフラフラになりながら年始回りに歩く武士とその家来。
 ・・・下戸(お酒が飲めない人)はさぞ大変だったでしょう。


 そんな武士の年始回りで起こった事件です。

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全1話[3,197文字]
各話平均3,197文字
[推定読了0時間7分]
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評価人数:1人(平均5pt)

最新作投稿:2021年10月17日(21:41:41)
 投稿開始:2021年10月17日(12:05:44)


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