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完結済

贄の破獄

日凪セツナ

全5話[28,977文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕
戦争で世界が滅ぼされ、人々は壁に囲まれたドームの中に逃げ込んだ。その中では外の世界を夢見ることも、外へ出たいと言うことも禁じられていた。ドーム内は明確な身分さがあり、最上位のアークの一族が、権力を握っていた。
日々を惰性で過ごす少年スクァには、ラヴィという友人がいた。ラヴィは外に出ることを夢見ていたが、ドームの秩序を管理する憲兵によって連れ去られる。その五年後、スクァもまた、その憲兵になった。そしてアークの長と対面するが、それがラヴィであった。ラヴィは権力の最上位にいてなお、外に出たいという本心をスクァに明かす。
スクァは外の世界を夢見ることを拒絶していたが、あるときラヴィから突然の別れを突き付けられる。ラヴィはアークの長、ノアと呼ばれる存在になり、自分が消えてしまうと告げた。ラヴィを助ける方法はないかと、スクァはノアについて調べ始める。
ドーム内のエネルギー不足を解消するため、ドームを管理するコンピュータのエネルギー源となる、それがノアだった。本心では受け入れられずとも、ラヴィは自分がノアになるのだと諦めていた。しかしスクァは、ラヴィを救うことを優先し、ドームの秩序に背くことを決意する。ラヴィを連れてスクァはドームを脱出し、二人は外の世界へ逃げ出した。
滅びていたと教えられた外の世界は、長い時間の経過で既に浄化されていた。ラヴィとスクァを契機に、人々はドームの中から解放された。

近未来 ファンタジー 恋愛
全5話[28,977文字]
各話平均5,795文字
[推定読了0時間58分]
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評価人数:2人(平均2.5pt)

最新作投稿:2016年06月29日(00:28:33)
 投稿開始:2016年06月26日(01:28:10)


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