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明治不機嫌亭目録~帝大出なのに働かない足の悪い高等遊民(ニート)は、今日も行く先々で人の本音を暴いてしまう

パレルモ

全15話[83,853文字] 純文学〔文芸〕
明治の終わり。
帝国大学を出た学士でありながら、職にも家庭にも落ち着けず、本郷坂下の姉夫婦の家へ出たり戻ったりを繰り返す男がいた。
久世省吾。足に古い傷を抱え、杖をつきながら、いつも不機嫌な高等遊民である。

頭は切れる。
人の嘘も、虚栄も、善意の顔をした支配も、ひと目で見抜く。
だが、その鋭さは他人を救うより先に傷つける。
とりわけ、自分へ差し出されたいたわりや同情には、耐えられない。
だから彼は、誰かと近づきかけるたび、自らその距離を壊してしまう。
場の建前を剥ぎ、誰も口にしなかった本音を暴き、何かを少しだけ動かす。
けれど彼自身は、どこにも留まれない。
帰るべき家があるからこそ、そこへ収まりきれぬ自分が、いっそうあからさまになるからだ。

この物語は、帰る場所を持ちながら、なお落ち着けなかった一人の学士の物語。

※本作は過去に別名義で他サイトへ掲載していた作品を、改稿して再投稿しています。

ESN大賞10 JR西じゆうに大賞1 HJ大賞7 BWK大賞1 BK小説大賞2 男主人公 近代 ホームドラマ 大正時代 明治末期 社会派 文芸 大正ロマン
全15話[83,853文字]
各話平均5,590文字
[推定読了2時間48分]
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最新作投稿:2026年05月21日(23:30:00)
 投稿開始:2026年05月18日(21:37:45)

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