データ取得:2026/08/23未明
おしらせ
▷新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。
完結済
『「おつかれー、離婚しよう」と言った夫へ――十年分の介護記録、きっちり清算させていただきます』
花守かおるこ
全14話[51,481文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕義母の葬儀を終えた夜、立花葵は夫・圭介から、あまりにも冷たい言葉を告げられた。
結婚してから約十年。
葵は夫の両親と同居し、認知症を患った義父と要介護状態の義母を一人で支えてきた。
食事、排泄介助、通院、薬の管理、夜間の見守り。
夫は「仕事が忙しい」と言い、介護をほとんど手伝わなかった。
それでも葵は、家族なのだから仕方がないと耐え続けた。
だが、義両親の介護が終わった途端、夫は葵を「用済み」とばかりに切り捨てようとする。
しかも圭介には、二十六歳の部下・美香との不倫関係があった。
「妻とはもうすぐ別れる」
「親の介護が終わったら、一緒になろう」
そう美香に約束していたのだ。
圭介は、葵が何も知らず、泣いて家を出ていくと思っていた。
しかし――。
「離婚は構いません。ただし、私一人で条件を決めるつもりはありません」
葵は静かに弁護士へ相談する。
そこで初めて明らかになる、葵が十年間にわたって残していた記録。
介護日誌。
通院記録。
介護費用の領収書。
夫とのメッセージ。
介護を拒否した夫の発言。
そして、夫の不倫を裏付ける証拠。
「あなたが十年間してきたことは、何もなかったことにはできません」
弁護士・佐伯蓮の言葉に、葵は顔を上げる。
夫に捨てられたと思っていた十年間。
けれど、その十年間こそが、葵自身を守る証拠になっていた。
一方、離婚を急いでいた圭介は、慰謝料や財産分与の現実に直面し、次第に追い詰められていく。
さらに不倫相手の美香にも、思いもよらない現実が突きつけられる。
「私、あなたの老後の世話をするために付き合ったんじゃない」
家庭も、愛人も、会社での立場も失っていく圭介。
それでも彼は、最後まで葵が戻ってきてくれると思っていた。
しかし、もう遅い。
「十年間、おつかれさま。私」
すべてを清算した葵は、誰かの妻でも、誰かの介護要員でもない。
自分自身の人生を取り戻すため、新しい一歩を踏み出す。
**十年間、家族のために生きた妻が、最後に取り戻すのは――お金だけではない。自分の人生そのものだった。**
(各話平均3,677文字)
[推定読了1時間43分]
お気に入り登録:3件
評価人数:8人(平均3pt)
最新作投稿:2026年08月11日(21:45:17)投稿開始:2026年08月11日(18:18:35)
完結済
[N1947MM]
『心は言葉で作られる』
完結済
[N0971MP]
『夫が幼馴染の連帯保証人になったので離婚しました――「困っている彼女を見捨てられない」と言うあなたへ、闇の世界でお幸せに』
連載中
[N4712MH]
やまとなでしこ 日本のヒロインたち
完結済
[N5268MO]
『妻はいつでも後回しでいいと思っていた夫へ――父が倒れた夜、私はあなたを家族から外しました』
完結済
[N9834MO]
『み使いは黙って木を植える』
――一億二千三百万人の夏
連載中
[N1090MF]
『実家なら5万ですむのに
~なので別居のまま戸籍だけ入れましたw~』
短編
[N0389MP]
『私を後回しにしたあなたを、今度は私が人生から外します。』
完結済
[N7981MO]
『父の会社は継ぎません――愛を株価で測った会長が、三人の娘に捨てられるまで』
完結済
[N9072MN]
『嘘の標的は笑わない』
完結済
[N7515MO]
『俺を追放したSSR勇者たち、借り物の力で英雄を名乗っていたと気づいてももう遅い』
~C級荷物持ちの俺が加護を返してもらったら、元仲間は最弱になり、助けた少女は竜王の娘でした~
完結済
[N5081MO]
『十五年待った庭に、幼馴染が婚約者を連れて帰ってきました』
――忘れた約束はいりません。私は今日から、自分の人生を育てます
完結済
[N3045MP]
『「羽虫」と虐げられた小妖精、理不尽に耐えるほど最強になっていました』
完結済
[N9068MO]
『森のめっちゃかわいい妖精さんが王子を溺愛しています。でも婚約者がいるので「がまんなのでしゅ♡」――なお、まったく我慢できていません』
完結済
[N2346MP]
妻が差し出した離婚届
――定年退職した夫は、初めて妻の人生を知った

