Nコードで小説の詳細情報を検索
ちょっと面倒だなという方へ

データ取得:2024/04/28未明

おしらせ

新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。

N0482HJ 140pt
完結済

子檀嶺城始末―こまゆみじょうしまつ―

神光寺かをり

全40話[50,554文字] 歴史〔文芸〕
「真田対徳川なら絶対に徳川が勝つに決まってるから真田は見限る。でも徳川軍の一員として戦場に出て痛い思いをするのはまっぴら御免。だから『徳川に味方する宣言』だけしておいて、終戦まで主戦場から離れた山城に引きこもる作戦」
を実行に移した杉原四郎兵衛。ところが、戦から半月ほど経過したのに「勝ったはずの徳川」からの使者が来ない。
それもそのはず。実は徳川軍はあっさり負けてしまっていたのだ!
やがて、四郎兵衛たちの籠もる山城に、真田の若殿が率いる一軍が迫り来る。
兵糧もやる気も尽きた四郎兵衛たちの運命や如何に。

----------✂----------

※今作は、旧作【子檀嶺城戦記】をリライトしたものとなります。
https://ncode.syosetu.com/n4068u/
 旧作をお読みいただいた皆様も、改めてご一読いただければ幸いです。

----------✂----------

【長めの粗筋】

真田昌幸が「占拠」する信州上田城へ向かって、徳川軍が攻め寄せる。
上州沼田の領有権争いから持ち上がった真田と徳川(&北条)の闘争は、真田の本拠地での大規模戦闘に発展した。
いよいよ戦が始まる、というその日、昌幸の嫡男・源三郎信幸は、父に命じられた通りに伏兵部隊を率いて支城へ詰めた。

同じ頃、二十名ほどの男たちが、主戦場から遠く離れた子檀嶺(こまゆみ)岳の古城に入った。塩田平の地侍・杉原四郎兵衛の一党である。
真田と徳川の圧倒的戦力差から徳川軍が勝つと予想した四郎兵衛は、
「徳川に身方する」
と吹聴しつつも古城からは一歩たりとも出ず、
「勝利するであろう徳川軍からの勧誘」
を待つという消極的策戦を取ったのだった。

しかし半月が過ぎても、徳川からの迎えは現れない。

それもそのはずで、真田勢に敗れた徳川勢は、すでに東信濃から撤退済みだった!

廃城で孤立し、事態を知る手段もなく、不安に苛まれる四郎兵衛に耳に、銃声が聞こえた――。


天正十三年(1585)閏八月。
後の世に、第一次上田合戦と呼ばれる戦の裏側で起きた、ほんの数日間の「反乱」の顛末。

史実 時代小説 ほのぼの 男主人公 和風 戦国 ネトコン11感想 時代劇 日本 真田幸村
全40話[50,554文字]
各話平均1,264文字
[推定読了1時間42分]
お気に入り登録:36件

評価人数:9人(平均3.8pt)

最新作投稿:2022年01月14日(18:00:00)
 投稿開始:2021年12月08日(16:54:11)
 投稿期間:1ヶ月


ページのトップへ戻る