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データ取得:2025-02-09未明

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N9197IQ 970pt
完結済.

ダンジョンでぼったくり商人はじめました

伊藤暗号

全161話[731,691文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕 R15 残酷な描写有り 転生
プロローグ

「ポーション類の在庫、大丈夫ですか?」
 棚の、ずいぶんと隙間のあるガラス瓶の並びのバランスを、神経質に整えて「そろそろ作りはじめないと足りないのでは?」と、リュコスは素材採取を促す。
 切羽詰まってから出かけるとなると、また店をに任せっきりにすることになるかもしれない。

「あぁ〜麻痺解除薬〜どうしても行かなきゃダメ〜?」
 店頭のカウンターにダラリと腕を投げだし突っ伏していた目の前に、カラのガラス瓶が並ぶ木箱を ガチャリ と置いて現実を突きつけると、リュコスは作業場に戻って行った。

 状態異常の麻痺解除薬の調剤には、どうしても同じダンジョンの麻痺蛭の体液が必要で、どうしても沼地フィールドに行かなければならない。
 どうやら、どうしても行かなきゃダメらしい。

 誰もがイメージする通り、蛭はかわいくないし臭いし、沼地はジメジメして臭いし、ブーツは汚れるし臭いし、とにかく行きたくない。
 ついでに、ソレが経口接種薬って現実からも目を逸らしたい。

「やっぱり素材持ってきてくれた冒険者にだけ売る事にしよっか?」
「俺は最初からそう言ってました」
 返ってきた軽口に、むう と口をとがらせる。

「・・・お互いだいぶ人間らしくなってきましたなぁ」

 ダンジョンのセーフルームの壁をくりぬいて造った「雑貨屋ぼったくり」のカウンターで、リコは、この世界に拉致られた時のことを思い出していた。

女主人公 職業もの 魔法 ハッピーエンド ダンジョン R15 残酷な描写あり 異世界転生 異世界転移
全161話[731,691文字]
各話平均4,545文字
[推定読了24時間24分]
お気に入り登録:233件

評価人数:65人(平均3.9pt)

最新作投稿:2024年09月29日(06:00:00)
 投稿開始:2024年03月01日(22:37:25)
 投稿期間:6ヶ月

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