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データ取得:2025/06/13未明

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N9116KK 8pt
短編

彼のロボット

雉白書屋

全1話[2,426文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんだ、これだけか? 町内会長」

 ある休日、彼は広場に集まった人々を見回しながら、町内会長に訊ねた。

「いやあ、そうは言ってもね、あんた。発明家ていったって、実績がないんだから、しょうがないじゃないか」

 そう、彼は発明家だった。この日、町内会長に頼み込み、町の住民を広場に集めてもらったのだ。主婦に子供にお年寄り、スーパーやバス停で見かけた顔ぶれだ。それぞれ所在なく立っている。

「ふん……まあ、最初はこんなもんでいいか。偉大な発明というものは、必ず世に広まるものだからな」

全1話[2,426文字]
各話平均2,426文字
[推定読了0時間5分]
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最新作投稿:2025年05月07日(11:00:00)
 投稿開始:2025年05月07日(11:00:00)


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