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データ取得:2024/05/03未明

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N8864IV 8pt
短編

座敷わらし

雉白書屋

全1話[1,972文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕
 昔の話。おれが田舎に引っ越したばかりの頃。
 友達ができなかったらどうしようなんていう小学生のおれの不安は、どこにあってどこに消えたのかってくらいすぐに仲良しの友達ができた。
 どこか近しいところがあったからかもしれない。他の子は田舎者丸出しって言い方は良くないかもしれないが、ガサツであり、一歩引いてしまうのだ。(いや、今考えても犬の糞を手づかみするのはやりすぎだ)
 そいつはこっちの心に土足で踏み込むような真似はしない。ちゃんと距離が測れるやつだった。
 転校して間もない頃はズケズケガシガシと遠慮なく絡んできた連中も、おれがノリが悪いからか次第に遠のき、おれはそいつとばかり遊ぶようになった。
 ある日、そいつに「家に来ない?」と誘われたおれは、二つ返事でオーケーした。

全1話[1,972文字]
各話平均1,972文字
[推定読了0時間4分]
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最新作投稿:2024年04月13日(15:10:00)
 投稿開始:2024年04月13日(15:10:00)


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