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データ取得:2026-03-18未明

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N8538LX 126pt
短編.

勇者の棺に聖剣はなかった。入っていたのは辺境娘の古びたマフラーだった

冬月しるべ

全1話[3,661文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕
国葬の日、勇者の棺に納められているはずの聖剣はなかった。
代わりに入っていたのは、辺境の娘が昔貸した、擦り切れた灰青色のマフラー。

王侯貴族はざわめく。
なぜ国を救った英雄の棺に、そんなみすぼらしい品が入っているのかと。

けれどそれは、勇者がまだ勇者ではなかった冬の日、
吹雪の中で倒れた自分に「返しに来る時まで貸してあげる」と渡されたものだった。

英雄になっても、魔王を倒しても、
彼はその約束だけは果たせなかった。

棺に入れてほしいと勇者が最後に遺したのは、
国を救った証ではなく、
自分がずっと帰ろうとしていた場所の証だった。

勇者 国葬 遺言 辺境 すれ違い 約束 切ない 純愛 泣ける 一途 ファンタジー 余韻
全1話[3,661文字]
各話平均3,661文字
[推定読了0時間8分]
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最新作投稿:2026年03月17日(10:44:21)
 投稿開始:2026年03月17日(10:44:21)

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