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僕はただ、手紙を書いているだけです ~辺境の代筆屋が「紙の宰相」と呼ばれるまで~
筆代
全41話[215,594文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕
村に本は三冊しかない。字を書けるのは、村長とたまに来る行商人だけ。
だから、その開拓村から手紙が出たのは、三年間で初めてのことだった。
書いたのは、ノエ。畑に出られない、十四歳の少年だった。
森で拾った不思議な片眼鏡のおかげで、字が読める。村でただ一人の子ども。
そんなノエのもとに、やがて村人達が手紙を頼みに来るようになる。
ノエがすることは、いつも同じ。目の前に座った一人の話を、最後まで聞く。
そして、その人の言葉のまま書く。飾らない。立派なことは書けない。
――ところが、その手紙が、なぜか届いてしまう。
一人の商人の人生を変え、関所の税が下がり、侯爵がその場で判を押す。
噂は勝手に膨らんでいく。一筆の賢者。筆聖。紙の宰相。
王都から馬車が来て、藁屋根の小屋の前に列ができるころになっても、
ノエは自分が何をしたのか、まだわかっていない。
いつもどおり、目の前の一人のために書いていただけだから。
――宛先までは、考えました。その先までは、考えていませんでした。
戦闘描写はありません。追放も、ざまぁもありません。
だから、その開拓村から手紙が出たのは、三年間で初めてのことだった。
書いたのは、ノエ。畑に出られない、十四歳の少年だった。
森で拾った不思議な片眼鏡のおかげで、字が読める。村でただ一人の子ども。
そんなノエのもとに、やがて村人達が手紙を頼みに来るようになる。
ノエがすることは、いつも同じ。目の前に座った一人の話を、最後まで聞く。
そして、その人の言葉のまま書く。飾らない。立派なことは書けない。
――ところが、その手紙が、なぜか届いてしまう。
一人の商人の人生を変え、関所の税が下がり、侯爵がその場で判を押す。
噂は勝手に膨らんでいく。一筆の賢者。筆聖。紙の宰相。
王都から馬車が来て、藁屋根の小屋の前に列ができるころになっても、
ノエは自分が何をしたのか、まだわかっていない。
いつもどおり、目の前の一人のために書いていただけだから。
――宛先までは、考えました。その先までは、考えていませんでした。
戦闘描写はありません。追放も、ざまぁもありません。
ほのぼの
職業もの
ハッピーエンド
勘違い
手紙
開拓村
家族
無自覚
異世界転移なし
ざまぁなし
戦闘描写なし
代筆
内政
全41話[215,594文字]
(各話平均5,258文字)
[推定読了7時間12分]
お気に入り登録:3件
投稿開始:2026年08月17日(11:29:34)
投稿期間:1ヶ月
(各話平均5,258文字)
[推定読了7時間12分]
お気に入り登録:3件
評価人数:0人(平均--pt)
最新作投稿:2026年10月09日(18:00:00)投稿開始:2026年08月17日(11:29:34)
投稿期間:1ヶ月
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