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N8376DS 2pt
短編

季節を殺し、季節は変わる

枡狐狸

全1話[3,372文字] 童話〔その他〕
 四季はそれぞれ、妖精が運んでくる。
 代わりばんこで移動していた妖精だけど、妖精は全部で四匹。季節の始めと終わりに他の妖精とは顔を合わせるけど、一匹は会ったことがない妖精がいる。
 私、冬の妖精は夏の妖精と会ったことが無い。
 夏の妖精のことは、春と秋の妖精から話を聞いていた。
 とても明るく、太陽のように魅力的な妖精なんだって。陽だまりのような笑顔で、自分たちも暖かい気持ちになれると言っていた。
 まるで私とは正反対。
 何度も話を聞いているうちに、会ってみたいという気持ちが強くなっていった。
 だから、春の妖精が来れないようにした。
 冬は一か所に留まり、本来春が訪れる期間もそこに留まり続けた。
 きっと、待っていれば夏はやって来る。そう思って。

ダーク 妖精 動物 冬童話2017
全1話[3,372文字]
各話平均3,372文字
[推定読了0時間7分]
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最新作投稿:2017年01月08日(07:49:05)
 投稿開始:2017年01月08日(07:49:05)


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