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データ取得:2024/05/02未明

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N8279DH 32pt
完結済

笑うバーツラフ

深瀬静流

全14話[121,010文字] ローファンタジー〔ファンタジー〕
その年の冬至は、朔旦冬至《さくたんとうじ》の日だった。朔旦冬至とは、新月と冬至が重なる年の冬至のことで、19年に1度しか訪れない日だ。古来、冬至は極限まで弱まった太陽が復活する日。すなわち「復活の日」とされていた。その日こそ、バーツラフが復活できる日だった。バーツラフは息を殺して二人が近づくのを待った。
「頭の悪そうな父親と、ウサギのように臆病そうな子供よ! そなたらの知性や人格などどうでもよい! 余を、ここから解放するためだけに動け! 余を千八十年の惰眠から蘇らせよ!」
 バーツラフは暗闇の中で叫んだ。聖ヴィート大聖堂の正午の鐘が鳴りだす。観光で訪れていた桃井千早と紡≪つむぐ≫親子は、発光する宝物庫の扉の中に吸い込まれていった。

10歳の男の子 父親は軽いイケメン 親子は時の狭間へ
全14話[121,010文字]
各話平均8,644文字
[推定読了4時間3分]
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評価人数:2人(平均3pt)

最新作投稿:2016年06月14日(12:00:00)
 投稿開始:2016年05月21日(11:53:00)


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