Nコードで小説の詳細情報を検索
ちょっと面倒だなという方へ

データ取得:2025-11-30未明

おしらせ

新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。

N8227LJ 8pt
完結済.

雪の記憶に溶けた恋

あかり

全10話[6,478文字] 現実世界〔恋愛〕 R15
11月の初め、雪がぽつぽつと降り始めた公園で、私は彼と出会った。あかり、16歳の私。家では父親の影がいつも怖くて、母親の疲れた笑顔が心を締めつける。学校では誰も近づかず、ひとりぼっちの毎日。でも、あの公園だけが、私の小さな逃げ場だった。

彼、悠太は、キラキラしたお坊ちゃまみたい。でも、心の中では親の敷いたレールに息苦しくて、自由を夢見てるって。雪のベンチで話すうちに、彼の優しさが私の凍えた心を溶かしていく。手をつないだ温もり、初めてのキスみたいなドキドキ。でも、惹かれるほどに不安がよぎる。私みたいな子が、彼に釣り合わないんじゃないか。周りの視線が痛い。父親の怖い面影を、彼の強くなる姿に重ねて、胸がざわつく。自分も母親みたいになってしまうんじゃないか、そんな思春期の揺れる気持ちが、恋を苦しく甘くする。

11月の終わり、両親たちの冷たい手が私たちを引き裂いた。あの雪の記憶は、溶けて消えそう。でも、心の奥に残る温もりが、私を変えていく……。この冬の恋は、涙で輝く、君だけの秘密みたい。

R15 秋の文芸展2025 女主人公 青春 身分差 悲恋 雪の恋愛 高校生恋 思春期葛藤 DV家庭 初恋切なさ 公園出会い 父親トラウマ 母親不安 強制別れ 冬の思い出
全10話[6,478文字]
各話平均648文字
[推定読了0時間13分]
お気に入り登録:0件

評価人数:1人(平均4pt)

最新作投稿:2025年11月29日(18:00:00)
 投稿開始:2025年11月20日(18:00:00)

最近の総ポイント変動
今日8

±0

昨日8

±0

一昨日8

±0

3日前8

±0

4日前8

±0

5日前8

±0

6日前8

±0

7日前8




ページのトップへ戻る