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短編.
その話、聞く前に終わっています
百鬼清風
全1話[9,266文字] 異世界〔恋愛〕それは欠点でも誤解でもなく、私自身が選び続けてきた在り方だった。
地方伯爵家の長女として生まれた私は、王太子カイ・ローディアスの婚約者という立場に置かれた。
その婚約は愛情の結果ではなく、王家と貴族社会の均衡のために必要とされた、静かな政治案件だった。それでも私は、その立場が永遠に続くものだと、どこかで信じていた。
王宮での生活、周囲の視線、王太子の沈黙。
私はそれらを「理解しているつもり」でやり過ごし、自分が何を与え、何を奪っているのかを深く考えようとはしなかった。選ばれているという事実だけを拠り所にして、相手の立場や覚悟の重さを測ろうとしなかったのだ。
やがて婚約は終わる。
それは誰かの裏切りや劇的な断罪ではなく、当然の帰結として静かに処理される。王太子は次の役割へ進み、王宮は何事もなかったかのように回り続け、私だけが取り残された。
その後の人生で、私は多くを失った。
だが、それが失敗だったのか、間違いだったのかを、最後まで正確に言い切ることはできない。私は自分なりに正しく振る舞い、自分なりに誠実であろうとした。その結果として、誰の記憶にも残らない場所に辿り着いただけだ。
これは、
誰かに断罪される物語ではない。
救われる物語でもない。
自分が何者であったのかを、最後まで理解しきれなかった一人の女が、
静かに、孤独な人生を終えていく話である。
(各話平均9,266文字)
[推定読了0時間19分]
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最新作投稿:2026年01月04日(06:00:00)投稿開始:2026年01月04日(06:00:00)
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