データ取得:2026-08-01未明
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短編.
夜番が消えて、死者だけが増えた
歩人
全1話[10,194文字] 異世界〔恋愛〕三十二の寝台を一晩に四度歩き、呼吸と脈を聴いて、悪化の兆しを朝が来る前に拾う。そして翌朝の手当の順を決める。誰を先に、誰を後に。
昼のあいだ、兵はみな「大丈夫だ」と言う。だが夜になると、呼吸のほうが先に白状する。
戦功を焦る若き将軍レオポルドは、その順を「情のない選別」と呼んだ。功のある兵を先に治せば戦果が上がる——采配は軍が握り、ヨハンナは夜番の帳ごと病棟を追われる。
二月後。王都の傷病棟では、助かるはずの兵から先に死んでいった。
そして遺族が中庭に集まった日、軍書記は一冊の帳を読み上げることになる。
彼女が「後に」した兵の名の、その欄外に何が書かれていたのかを。
(各話平均10,194文字)
[推定読了0時間21分]
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最新作投稿:2026年07月31日(19:00:00)投稿開始:2026年07月31日(19:00:00)
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