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データ取得:2024/05/01未明

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N7457DZ 232pt
短編

訳あり王と黒帽子の魔女

因果論

全1話[61,115文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕 R15
思えば、お師匠様は全て端からお見通しだったのだろう。
「未熟者のお前にはこれくらいが妥当だろ」と言い、無造作を装って手渡された『最上級』の魔法杖。ほうき星の如く空を駆ける『最高速』の遣い鴉。高位魔族ですら一滴で怯む『最純度』の聖水。やたらと『高性能』な異空間。
 その上、何より、頭の上。
 ありふれた栗色のネコっ毛を僅かながらも隠すように、存在感あふれる黒いシルエット。
 知るものぞ知る、魔女の黒帽子だ。
 譲られた当時こそ、『絶対防御』以外に取り柄などないと思っていたその帽子が、いつの間にやらパックリと横一文字に裂けた時。
 そこから、全ては変化し始めたのだと思う。
 平穏だった日常然り。
 平凡だった運命然り。

――これは、一人の魔女を巡る『奇縁』によって紡がれる物語。

R15 日常 魔女 =寝不足が常態 王様 =呪い持ち 喋る帽子 =真っ当な守銭奴 コメディー含有 恋愛<執着? 涙目の侍女 苦労性の宰相 末恐ろしい王女様 師匠最恐説 微シリアス 浸水被害
全1話[61,115文字]
各話平均61,115文字
[推定読了2時間3分]
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最新作投稿:2017年05月21日(14:52:52)
 投稿開始:2017年05月21日(14:52:52)


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