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データ取得:2025/09/19未明

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N7419KX 20pt
短編

平等主義を後退させる平等主義

百(難しい童話)

全1話[2,232文字] エッセイ〔その他〕
 親による“子殺し”の事例を集めると、血縁関係にない間柄、つまり養子の割合がとても多いのだそうだ。
 この事実は進化心理学という分野で説明可能だ。簡単に言ってしまうのなら、“自分に近い遺伝子”を共有する者を仲間として認識する傾向が人間に強いという事を示しているのだろう。だから近い遺伝子を持っていない養子の子供の殺人が多い。
 人間は“自分に近い遺伝子”を持った存在を優遇し、他を排除しようとしてしまう。だからこそ白人は白人を優遇しようとし、黒人は黒人を優遇しようとし、黄色人種は黄色人種を優遇しようとする。要するに、差別を行ってしまう。
 この人間の性質は、異なった遺伝子を持つ人間の間で協調行動を執りたいと思った場合には弊害になる。協調行動を執った方が互いの利益になるのに。
 “平等思想”、“平等主義”は、この人間のバグとも言える“差別を行う”性質を克服する為にある社会概念だと或いは説明する事が可能かもしれない。

社会問題 人種差別
全1話[2,232文字]
各話平均2,232文字
[推定読了0時間5分]
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最新作投稿:2025年08月16日(11:00:33)
 投稿開始:2025年08月16日(11:00:33)


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