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データ取得:2025/04/05未明

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鳥籠の天使

陰東 愛香音

全2話[5,642文字] 異世界〔恋愛〕 R15
 セレジェイラと名乗る一人の天使が「異端児」として、また天界の穢れを呼ぶ者として、天界から追放を強いられた。
 消滅の泉に飛び込む事で、長年苦しんで来た今世に別れを告げられる事が自らを救う道と信じて彼女は泉に身を投じる。だが、彼女は消滅をする事は出来ずにそのまま地上界に堕ちた。そこで出会ったのは一風変わった神父、オーシュ・ヴァルトロメアだった。

「神に感謝? そんなものクソ食らえだ。神様が飯を食わせてくれるのか? こいつらが危険に遭った時守ってくれるってのか? 俺が神父を続けるのは神の為じゃない。ここにいる奴らの為だ」

 およそ神父とは思えない思想と、綺麗に整っていても人相の悪い顔。そして態度だけではなく口の悪さも相まって世間からは「野蛮な神父様」と言われているが、そんな彼は誰よりも弱者を助け守る人一倍優しさに溢れる青年だった。そして、そんな彼を子供の頃から近くでサポートしているのは元気が取り柄のシスター、アリサは裏表のない性格をしており突然現れたセレジェイラを快く受け入れる。

 セレジェイラは彼らに助けられ、彼が経営する孤児院で生活を共にする事になったのだが、彼女は一部の記憶喪失と共に公には言えない秘密を抱えていた。

 彼女が天界で「異端児」と呼ばれた理由。それは、彼女には天使の血とは真逆の悪魔の血も混ざっている事だった。そしてその悪魔は生き血をすする吸血鬼であり、それは満月に近づけば近づくほど強い衝動を覚えると言うもの。そして悪魔に成り代わった時の彼女は「フィーセヒ」と名乗る。

 清純で品行方正な「セレジェイラ」と粗暴で男勝りな「フィーセヒ」は二人で一人だった。
 孤児院で日々を過ごす内にセレジェイラはオーシュに惹かれ始め、フィーセヒは聖職者であるオーシュを心底嫌っていた。

「どっちがどっちでも、お前はお前だろ」

 性格が入れ替わるセレジェイラに対し、オーシュは態度を改めることはなく、他の誰とも区別する事も無くさも当たり前のように変わらない対応をする事が、やがてフィーセヒの感情も徐々に動かし始める。

 生きていく上で、どちらが生き易いのか。そしてそのためには何が必要で何を捨てなければならないのか。
 やがてセレジェイラとフィーセヒは選択を迫られる日がやってくる。

SQEXノベル大賞2 BK小説大賞 シリアス 女主人公 西洋 中世 ハッピーエンド 天使 吸血鬼 神父 恋愛 背徳感 じれじれ 甘々 溺愛 R15 残酷な描写あり
全2話[5,642文字]
各話平均2,821文字
[推定読了0時間12分]
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最新作投稿:2025年03月05日(21:57:52)
 投稿開始:2025年03月04日(22:31:15)


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