Nコードで小説の詳細情報を検索
ちょっと面倒だなという方へ

データ取得:2024/04/20未明

おしらせ

新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。

N7024EY 34pt
完結済

120センチの彼女

翼 くるみ

全35話[204,784文字] 現実世界〔恋愛〕

 人生で初めて受け取ったラブレター。
 その文面には、可愛らしい丸文字が並び、差出人の純粋な想いが伝わってくるようだった。

 「春」と書いて「しゅん」と読む、宮原春。そんな彼が手紙を受け取った事から、物語は始まる。

 手紙を受け取った春は、放課後の教室で、同級生の花咲姫子と偶然出会う。
 二人は入学当初からの知り合いで、姫子は、春に密かに想いを寄せていた。
 しかし、不器用な姫子は、春の前では、いつも刺々しい態度をとってしまい、そんな不器用な自分が嫌いだったし、「普通」とは違う自分に劣等感を抱いていた。

 こんな自分にも恋は許されるのだろうか。

 姫子はつい、そんな事を思ってしまう。


 そんな二人は、友人らや学校の行事などを通して、互いの想いを確かめ合い、すれ違っていく。そのなかで、春も自分が抱いている想いに気付く。

 僕は花咲の事が——。

 しかし、春はそれより先の言葉をなかなか言い出せなかった。
 お互いの想いは繋がりそうになるのだが、春は最後の一歩が踏み出せなかった。

 僕は、怖いんだ。

 春は臆病な自分が情けないと思いつつ、前に踏み出す勇気はなかった。

 彼には、終わりが見えていたから。

青春 恋愛 高校生 学校 現代 ハッピーエンド 車いす 障害 メゾン文庫大賞
全35話[204,784文字]
各話平均5,851文字
[推定読了6時間50分]
お気に入り登録:12件

評価人数:1人(平均5pt)

最新作投稿:2018年10月31日(18:00:00)
 投稿開始:2018年08月23日(22:12:55)
 投稿期間:2ヶ月


ページのトップへ戻る