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短編

出来事

全1話[1,167文字] ホラー〔文芸〕
題名「ヒーローのりちゃん」


僕の父は精神的視野が狭い。父方の親戚のある人は、僕の父のことを、
「自身の目幅ほどの視野もない人間」と言っていた。
母方の新家の人も、
「お前のお父さんの視野の狭いのは親戚の誰もが知っている」と。
母方の叔母は、
「あんたのお父さんは人の気持ちが分からない」そう言っていた。
しかし僕が思うに、それはちょっと違う。
あれは人の気持ちが分からないのではなく、人の気持ちを分かるだけの能力がないのである。


そんな父が、どうやって世間と歩調を合わせているのか、観察していて幾つか分かったことがある。
つまりは人の言うことをそのまま取り入れているのである。
普通なら、自分自身で噛み砕き、そして理解した上で取り入れたりする。
が、父の場合、そういったものは全くなく、そのまま鵜呑みにしている。
だだし誰の言うことでもいいわけではないらしい。
会社の上司とか、社会的に信頼の置ける人に限っているようだ。
にしても、内容まで理解していないので、父という人間は非常に薄っぺらい。
ニュースなんか見ていても、多分、半分くらいしか理解出来ていないだろう。


ところで、こんなことにも気が付いた。
元総理の馬鹿の鳩山。あの独特な眼球の動き。
視神経が繋がるべき脳が頭蓋骨の中に存在しないんじゃないかと。
そしてその様子は、父とそっくりだ。
ひょっとすると鳩山も父と同じタイプの人間かもしれない。
ならば次の謎が解ける。
鳩山は自分の意見を、AからB、BからCへと、くるくる変えたりする。
(Aの意見はAの人から、Bの意見はBの人から、Cの意見はCの人から聞いたとして)
これは多分、C、B、Aの順で、その人のことを鳩山が信頼していたからではないのか。
何か新しい意見を聞いたとき、それがより信頼出来る人からだった場合、鳩山は躊躇なく自分の意見(正確には自分の意見ではない)を変えているのではなかろうか。
他人のことなので確定は出来ないが、恐らく120%くらいの確率で大正解である。
そんな自分の意見を持たない、いや、自分の意見を持つことさえ出来ない人間を、我々は一国のトップにしてしまっていた。
そりゃ後を継いだ馬鹿の菅が原発を爆発させてしまうのも当然だろう。


考えよう 選挙はみんなの 未来を決める


ありがとうございました。

私小説
全1話[1,167文字]
各話平均1,167文字
[推定読了0時間3分]
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最新作投稿:2017年08月15日(20:35:32)
 投稿開始:2017年08月15日(20:35:32)


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