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データ取得:2026/09/07未明

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N6716MN 32pt
短編

千年ずっと天に手を伸ばしていた

猫目石琥珀

全1話[6,502文字] 純文学〔文芸〕 残酷な描写有り

 主人公は目覚めるや否や、年寄りと赤ん坊に「また記憶を落としてきた」と叱られた。
 日が落ちても里に帰らず山に残れば、記憶を喪ってしまうからだ。

 山などに向かわず、落ち穂を拾う野良仕事だけを繰り返すよう、言い聞かせられる。
 里には老人や赤子、四肢の欠けた者や傷や病を負った者ばかりが暮らしており、誰もが灰を集め、落ち穂を拾っていた。
 稲株ばかりが続き、実りのない里だ。
 時折、山から下りてくる赤猪や大鴉が人々を襲い、無慈悲に食らっていく。
 
 山で記憶を喪い、里で獣がひとを喰う。
 その意味を知る者はいない。
 ……この里には。

 

残酷な描写あり シリアス ダーク 記憶喪失 幻想文学 民話風 寓話
全1話[6,502文字]
各話平均6,502文字
[推定読了0時間13分]
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評価人数:3人(平均4.3pt)

最新作投稿:2026年08月01日(00:22:03)
 投稿開始:2026年08月01日(00:22:03)


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