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完結済

精霊の見える喫茶店 ~意地悪な宝箱~

夜斗

全9話[35,212文字] ローファンタジー〔ファンタジー〕
 とある、初夏の夕暮れ。
 本日最後のお客さんを見送り、お店を閉めようとした私の前に一人のおばあさんが通りがかった。
 白い日傘と和服の似合う瀟洒なおばあさんだけれど、何故かその手には少々アンバランスな旅行鞄。
 何かのご縁と予定外のお茶会に招くと、おばあさんは御礼にと手にしていた不思議な旅行鞄について話してくれた。

「この鞄は、旦那さんの遺品なの」

 見てくれは、普通の古ぼけたトランクケース。
 何故か姉妹がどうしたって開けることは出来ない鞄からは、まるで人を挑発するかのような不思議な笑い声が聞こえていた。

 『精霊の見える喫茶店』シリーズ第4弾。
 ほんの少し、姉の秘密に迫ります。

日常 オリジナル 短編 喫茶店 姉妹 開かずの鞄
全9話[35,212文字]
各話平均3,912文字
[推定読了1時間11分]
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評価人数:1人(平均1pt)

最新作投稿:2016年09月05日(22:30:04)
 投稿開始:2016年08月29日(22:00:01)


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