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完結済

【完結】幼馴染のふりをして女子高生のバーチャル女子会に顔を出したら、なぜかみんな全裸だった

kattern

全20話[103,852文字] 現実世界〔恋愛〕
 小野原陽佳は僕の幼馴染。
 幼稚園の頃に僕の家の隣に越してきてからの付き合いだ。

 おっとりしていて優しい陽佳。そんな彼女のことが僕は大好きだ。けど、高校生になって陽佳がお嬢様女子校に進学したのを機に、僕たちはちょっと疎遠になっていた。

 だから、陽佳からLINEで「ゆうちゃん、ちょっと相談があるんだけれど。私の部屋に来てくれるかな?」って連絡が来たとき小躍りしちゃった。

「ごめんね、ゆうちゃん。私、パソコンよく分からなくて」

「いいよ陽佳。Disordの設定なんていくらでもやってあげるよ。僕は陽佳の頼みだったらなんだって大喜びさ」

「えへへ、ゆうちゃんってばやっぱり優しいな」

「僕が優しいのは陽佳だからだよ」

「……え?」

「なんでもない、なんでもない!」

 好きな女の子と話せたうれしさで、セリフが少女漫画になってしまった。

 ダメだぞ勇一。
 一途系男子のマネなんて。

 けど、その意味深な「……え?」はちょっとドキッとしちゃったよ。

 もしかして脈アリなのかな?

 陽佳の相談とは他でもない。
 お嬢様学校の友達とネット女子会をすることになったのだが、そのやり方が分からなくて困っていたのだ。

「どうかな? できそう?」

「うん。後はサーバを登録するだけ」

「すごーい! ゆうちゃんってば天才だね!」

「これくらい普通だよ」

「……あ、そうだ。ビデオ通話するからお化粧しなくちゃ。ごめんね、ゆうちゃん。ちょっと席外すね」

 可愛らしく頭を下げる陽佳。
 毛先にほんのりとパーマがかかったミディアムの髪を揺らして、彼女はひょいと僕の隣から立ち上がる。
 ポーチだけを持って陽佳は部屋を出た。

 さて、どうしようかな。

「サーバーの登録もしてあげようかな」

 陽佳にやってもらうつもりだったけど、どうせ僕がサポートするものな。
 それなら僕がやっても問題ないかも。

 ただ、陽佳の友達にどう説明しよう。

「ただの幼馴染だって言って、信じてもらえるかな?」

 彼氏だと勘違いされちゃったりして。

 えへへ。

 そんな妄想をしつつ僕はサーバーを登録する。
 ひとつしかないボイスチャンネルには既に先客が二人。
 ちょうどいい、通話テストに付き合ってもらおう。

 僕はさっそくチャンネルに入った。

 すると――。

ESN大賞6 ギャグ 男主人公 現代 ハーレム 日常 ハッピーエンド 青春 ラブコメ エロコメ 幼馴染 NTR JK いちゃいちゃ 完結済み
全20話[103,852文字]
各話平均5,193文字
[推定読了3時間28分]
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最新作投稿:2021年10月17日(22:03:07)
 投稿開始:2021年10月15日(21:29:39)


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