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短編

日常の大切さは終わった時に気づくもの 〜番外編 母なる者の薫衣草〜

KINOKO

全1話[55,458文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕 残酷な描写有り
 母親とは、子を慈しみ、愛して守る存在だ。それは、人間だろうと動物だろうと変わらない。
 子は親を愛し、親は子を愛するものなのだ。それが世界の常識で、親の義務でもある。


 だが、それが自分よりも身分の低い子供の場合だったらどうなるだろうか?
 もちろん身分が自分よりも低く、血も通っていない孤児だ。
 さぁ、あなたはその子供を慈しみ、愛して守る事が出来るかな?
 この問いに多くの人が、「はい、慈しみ、愛して守る事が出来ます」と答えるだろう。
 果たして、それはあなたの本当の答えなのだろうか? 偽善に固まり、自分を偽ってまでも答えを出した醜い答えではなかろうか?


 そして、この物語はある「母親」の話である。彼女は、子供達よりも高貴な身分の存在であった。
 何にもメリットがない、それどころかデメリットでしかないはずの境遇なのに、彼女は子供達を慈しみ愛情をたっぷりと注いだ。
 愛し愛され、まさしく「母親」の理想とも言える彼女、何故彼女はそこまでしたのだろうか。

 
 これは、愚かだが美しい一人の母親の物語。

残酷な描写あり オリジナル戦記 異能力バトル 天災 女主人公 ダーク 西洋 現代 超能力 番外編 日常の大切さ 短編 短編小説
全1話[55,458文字]
各話平均55,458文字
[推定読了1時間51分]
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最新作投稿:2020年05月26日(23:00:09)
 投稿開始:2020年05月26日(23:00:09)

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