『終わりの始まりの日、魔女は『この子を愛してはならない』と言った【第一部】～三日月と欠け闇の聖宣～』の詳細情報(N5835KQ)

データ取得：2025-08-17未明

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終わりの始まりの日、魔女は『この子を愛してはならない』と言った【第一部】～三日月と欠け闇の聖宣～

睦永猫乃

全48話[147,405文字] 異世界〔恋愛〕 Ｒ１５ 残酷な描写有り 転移

【それを「愛」と呼ぶにはあまりに生ぬるい、共依存ヒト×ケモダークファンタジー】

雪の戦地、トルタンダ。
『一人残らず殺せ』と命じられた戦場で心を壊し、子供のように奔放な狂人となり果ててしまったケモ娘のフィー。
永い付き合いの彼女を見捨てられない傭兵の青年イチヘイは、無邪気で優しく、どこか様子のおかしいこの相棒と共に、二人が育ったお師匠さまの家へ帰ってくる。

　そんなある日、フィーが森で捕まえた一人の幼女、花登(ハナト)。
足首には鉄の枷。胸元には奴隷の焼き印。襲いかかる妖獣は、なぜか花登を攫おうとする。そしてイチヘイにしかわからない言葉を話す彼女は、昔、彼が捨てた故郷と“同じ世界”から来たことを示していた。

　ハナトを『うちの子』にすると言ってきかないフィー。
相棒の心を壊してしまった後悔と、花登に向ける複雑な感情からどうしても彼女を受け入れられないイチヘイ。

　対立の挙げ句、フィーはイチヘイに向かい破れない魔法の誓いを立て、
『願いを聞いてくれるなら、あとはボク、イチヘイに殺されてもいいよ。イチヘイの言うこと、なんでも聞くから……』
と、その身を無理やり彼の隷属にしてしまう。

　……それがすべての、はじまりだった。

　フィーが秘した『約束』、イチヘイに隠された『秘密』。
　幼女一人の見つめる先で、互いを大切に思う心が、暴くべきではなかったそれぞれの業(カルマ)に互いを突き堕としていく。

　――――果たしてそこに、救いはあるのか。

　絶えることない絆を結び、破滅の中に希望をうたう、共依存ヒト×ケモダークファンタジー、ここに開幕！

　【作者コメント】
毎日22時過ぎ更新。キャラの心理造形と伏線えぐめの物語、お楽しみください。

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