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データ取得:2024/05/04未明

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N5814EM 24pt
短編

村の守り神様

重弘 茉莉

全1話[3,221文字] ホラー〔文芸〕
 ある暑い日の昼下がり。人の気のない街道を駆ける男が1人。男のちょんまげは大きく乱れ、その麻で出来た着物は、まるで水を浴びせられたように男の肌にピタリと張り付いていた。男の年は10代のあどけなさが抜けてない、まだまだ若輩者であった。男はある手紙を持って街道をひた走っていた。息は荒れ、額からは滝の様に汗が地面に落ち、手足が疲労により悲鳴を上げて、心の臓が破裂しそうになっていても、男は足を止めることはない。

「これで、豊臣の裏を掛けるだっ……」

 男の名は吉兵衛(よしべえ)。彼は北条家の間者であった。吉兵衛は機密情報を主君へと渡すために走り続けるが、とうとう追っ手に追いつかれてしまう。

 咄嗟に身を隠すために、目についた社に飛び込むが、そこは”村の守り神”が祀られている社であった。

怪談 サイコホラー ダーク シリアス 男主人公 和風 戦国 バッドエンド 伝承 小姓 間者
全1話[3,221文字]
各話平均3,221文字
[推定読了0時間7分]
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評価人数:3人(平均4pt)

最新作投稿:2018年01月09日(12:19:41)
 投稿開始:2018年01月09日(00:06:28)


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