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レベル0の雷帝

ゆき

全10話[27,648文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕 転生
112年前、世界を脅かしていた魔王を討ち取った四人の英雄がいた。
ダナフォルト、ガードグ、エレナ、ドルゴール。

 彼らは150年にも及ぶ魔族との戦いに終止符を打ち、世界に平和をもたらした。
 女神の啓示を受けたゼウシティア王国の国王によって、四人は東西南北の帝国へと散り、それぞれの地で魔族の勢力を抑える役目を担うことになった。

 100年以上の時が過ぎ、
 魔王討伐の記憶も薄れ、世界は平穏を取り戻していた。

 四人の英雄のうち、風帝ガードグと水帝エレナは寿命を迎えてこの世を去り、最後の仲間、炎帝ドルゴールも寿命が尽きる。 

 そして唯一、悪魔の契約し、14歳のまま歳を取らない雷帝ダナフォルトは、北のラグナディア雷帝国で一般人に紛れて暮らしていた。

 契約した悪魔ベルフェゴールの勧めで、帝国屈指の進学校――アステリア魔法学校に入れられる。

 しかし、そこでのダナフォルトは誰もが知る英雄ではない。

 レベルは――0。

 魔法の授業にも興味を示さず、いつも眠そうにしている彼は、周囲から「コネで入学した落ちこぼれ」と馬鹿にされていた。

 平凡で退屈な学生生活。

 ――しかし。

 ある日、ダナフォルトはアステリア魔法学校で些細な異変に気付く。

 魔族の脅威が薄れたはずの世界で、再び不穏な魔力が現れ始めたのだ。
 そして、ダナフォルトだけが気づいていた。

 これは偶然の事件ではない。

 百年前に終わったはずの戦いが、再び始まろうとしていることを。

 レベル0の落ちこぼれ。
 誰からも英雄だとは知られていない少年。
 その正体は、かつて魔王を討ち取った最強の雷帝だった。

 失われた仲間たちの想いを背負いながら、ダナフォルトは再び杖を手に取る。
 ドルゴールが最後に残した言葉「守るべきもの」を、守り抜くために。

※この小説はカクヨム様、アルファポリス様でも連載しています

異世界転生 コミックルーム大賞 ESN大賞11 なろうフェス2026 シリアス 男主人公 学園 チート
全10話[27,648文字]
各話平均2,765文字
[推定読了0時間56分]
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最新作投稿:2026年09月18日(18:37:25)
 投稿開始:2026年09月01日(00:00:00)

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