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N5478FK 66pt
完結済

ハルかカナタ

一響

全71話[323,009文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕
二○一四年、北浦高校に通う那覇軒沙美、二年生。
ある夏の日、祖母の家で見つけた古ぼけた封筒の宛名には自分の名前が書いてあった。差出人は、母が高校生の頃に同じ高校に通っていた一つ下の女子高生、仲米律子。差し出しの日付は、昭和六二年十月二十日。
二七年前、自分へ宛てられた手紙。

--沙美へ
 沙美の言う通り十月二十日になったから書きます。内容までは聞いてなかったけど、これから書く事が、あなたが読んだ内容になるんだよね。何だかすごく不思議です。

 これからあなたは--



そしてバスに轢かれそうになってしまうが、瞬間、意識だけが遥か上空へと飛ばされ、そこで喪服を着た天使と出会う。

「これからお前に二つの課題を与える。それを為すことが出来ればお前の命を助けてやる」

沙美は気を失い、目を覚ますと仲米律子の体に入っていた。

沙美「あの、あなた、この体の人?」
律子『え、ええ!? 何この声!?』

時は昭和六二年。

沙美「ねえ……私はどうやったら助かるのよ!」

何も考えずにただただ助かりたい沙美と、

律子『答えを出すヒントならもう全部出てるじゃない』

頭脳明晰の律子、

二人の折り合いのいかない生活がスタートする。

そして、動き出す物語。

沙美「律子……見つけた」
律子『え、何がよ?』
沙美「この時代には居て、未来には居ない人間よ。クラスメイトの、あの子が……そうだ」
律子『……な、何言い出すのよ急に。悪い冗談はやめてよ』


沙美は課題を為し、未来へ帰り助かる事は出来るのか。


沙美の父(高校生)「何だよ、変なやつだな。仲米って、たまに変になるよな。いつか生まれてくる沙美ちゃんが、こんな子ではない事を祈るばかりだ」
沙美(見た目は律子)「……どういう意味ですか先輩それ」
沙美父「アハハ、ごめんごめん、いつもの仲米の事じゃなくて、たまに人が変わったみたいになった時の事を言ってるだけだから気にしないで大丈夫だよ、アハハハ!」
沙美「だからそれを言ってるんですぅ!」
沙美父「今は変な方の仲米なんだな、アハハ!」
沙美「うるさーい!」
律子『あんたら、仲良いわね……』

二人と、若かりし沙美の両親も巻き込んで物語は加速する。


律子『ねえ沙美……


--”夢を叶える”、なんてちっぽけな奇跡、簡単に起こせると思わない?--


--ハルかカナタ--

青春 タイムリープ タイムマシン キネノベ大賞12
全71話[323,009文字]
各話平均4,549文字
[推定読了10時間47分]
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評価人数:7人(平均3.7pt)

最新作投稿:2019年06月11日(18:24:56)
 投稿開始:2019年04月03日(03:41:33)
 投稿期間:2ヶ月


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