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N5437ML 2pt
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ジャパンDMZ

ヒロセカズヒ

全6話[21,506文字] 空想科学〔SF〕
第二次大戦の終わり、ソ連は北海道の北半分を占領した。以来、この島には国境線がある。荒野に延々と続く、有刺鉄線と監視塔の境界。その向こうは、ロシア領。

だが、国境の日常は、驚くほど平穏だ。スーパーには安いロシア産のカニと昆布が並び、人々は値札だけを見て籠に入れる。誰も、戦争など考えていない。

内閣官房北海道方面情報部の分析官・天童大雅の仕事は、退屈な総当たり調査だった。「本日もDMZは平穏なり」――そう日報に打ち込む日々。

ところがある日、農地の真ん中に、農業機械に偽装した装甲車を見つける。同じ頃、国境沿いでは、原因不明のドローン墜落が相次いでいた。局地的な気温上昇。不自然なソーラーパネル。そして、間宮海峡には――。

誰も撃たない。悪役も現れない。ただ、平穏な日常は糸となり、この国は静かに絡め取られていく。

これは、決戦なき戦争の話。気づいたときには、もう身動きが取れなくなっている、蜘蛛の巣のような、静かな侵略の記録である。

AI直接使用 近未来 オルタナティブ歴史 情報戦 北海道 ロシア 中国 地政学 安全保障 現代 サスペンス 社会派 架空戦記 インテリジェンス スパイ 地球温暖化
全6話[21,506文字]
各話平均3,584文字
[推定読了0時間44分]
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最新作投稿:2026年07月16日(21:10:00)
 投稿開始:2026年07月11日(21:45:44)

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