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データ取得:2026/07/31未明

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短編

記憶を失くした俺を、学園一の高嶺の花がなぜか重く愛している ~夜空に舞うサファイアとトパーズの中で~

神崎水花

全1話[18,209文字] 現実世界〔恋愛〕
 花火の轟音は、本音をもかき消してしまうのか。
 夏の夜の、神宮外苑花火大会。記憶を失くした水無月 蒼は、学園一の高嶺の花、九条 葵に誘われて、浴衣姿の彼女と並んで夜空を見上げていた。

 誰もが振り返る、完璧な美少女。
 けれど彼女は俺にだけ、時おり信じられないほど甘く、稀に激重い感情を落としてくる。
 やがて夜空に咲いたのは、サファイアとトパーズのような金と青の大輪。その光を見上げて、彼女は声もなく涙をこぼした。

「人は、変わらない。それが嬉しかったの」
 その言葉の意味も、彼女がひとり抱えている秘密も――忘れてしまった俺は、まだ何も知らない。

 轟音の裏で交わされる、聞こえないばかりの、二人の本音。
 完璧な高嶺の花が、記憶を失くした俺にだけ捧げる、あまりにも重く、深い愛の物語。

 ※本作は、連載中の長編小説『九条葵は償いたい ~その献身には理由がある~』の夏休みの山場である神宮外苑花火大会編(第208話~第212話)を一篇として切り出し、単体でもお楽しみ頂けるよう再編した特別短編です。

シリアス 学園 青春 ラブコメ 一途 幼馴染 両片思い クーデレ 溺愛 アオハル 恋愛
全1話[18,209文字]
各話平均18,209文字
[推定読了0時間37分]
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最新作投稿:2026年05月29日(19:33:53)
 投稿開始:2026年05月29日(19:33:53)


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