データ取得:2026-02-17未明
おしらせ
▷新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。
連載中.
春までに消える子猫の私、無口な魔狼と“保護契約”で幸せを積み上げたあと、外の世界に出ることになりました~跳ねてはいけなかった心が、冒険の中で役に立つなんて聞いてません~
百花繚乱
全26話[58,199文字] 異世界〔恋愛〕 転生森の治療師にそう告げられたのは、雪がほどけ始めた朝。
私は子猫。名前も、居場所も、まだ薄い。
けれど不思議と、泣かなかった。
“なら、跳ねないように生きよう”と静かに決めた。
私を拾ったのは、無口な魔狼の騎士・グレイ。
彼は合理的で、優しい言葉を言わない。
でも——火を絶やさない。毛布をかける。食事を半分にして私に渡す。
一貫して、私の味方だった。
「契約だ」
そう言って彼は、保護の首輪に小さな札を結ぶ。
そこに書かれたのは、たった一語。
——“呼ぶ”。
小さな灯り、温かいスープ、近すぎない距離。
跳ねないはずの心が、日々の小さな幸福で少しずつ揺れていく。
春の満月が近づくほど、私は知ってしまう。
“跳ねない”よりも怖いのは、
この優しさを——失うことだと。
ーーーー
春の満月を越え、
消えるはずだった子猫の私は、生き残った。
無口な魔狼・グレイとの“保護契約”は終わったはずなのに、
私は今も彼の外套に守られたまま、外の世界へ出ることになる。
境界市。
人と獣と魔族が入り混じり、感情と音と匂いがあふれる場所。
そこで私は気づいてしまった。
かつて呪いだった「心が跳ねる感情」が、
誰かの喜びや悲しみの痕跡として、場所に残って見えることを。
跳ねてはいけなかった心は、
冒険の中で“世界を知るための力”だった。
だがその力は、使うほど心を揺らし、
私を危険にも近づけていく。
正論を言わない旅の治癒師。
触れることを恐れない別の魔狼。
そして、境界市の裏側で起き始める小さな異変。
触れない優しさと、跳ねる感情のあいだで、
私は何を選ぶのか。
これは、
消える運命だった私が、
跳ねながら生きていくことを選ぶ物語。
――幸せを積み上げた、その先で。
(各話平均2,238文字)
[推定読了1時間57分]
お気に入り登録:5件
評価人数:6人(平均4.5pt)
最新作投稿:2026年02月16日(09:12:22)投稿開始:2026年01月15日(09:29:48)
投稿期間:1ヶ月
| 最近の総ポイント変動 | ||
|---|---|---|
| 今日 | 64 | |
| 昨日 | 64 | |
| 一昨日 | 64 | |
| 3日前 | 64 | |
| 4日前 | 64 | |
| 5日前 | 64 | |
| 6日前 | 64 | |
| 7日前 | 64 | |
連載中
[N6271LQ]
追放された宮廷料理人ですが、辺境で一日一皿だけ作って生きます
連載中
[N5243LQ]
夜十二時、名前を呼ばれても返事をしてはいけない
連載中
[N1015LW]
岩絵の鈴(いわえのすず)——息を縫う者
連載中
[N1508LX]
記憶を食む地下都市で、声なき地図師は恋をする 副題(カッパドキア4126、追放医師と奪われた歌の真実)
完結済
[N4515LQ]
恋をした瞬間に死ぬ呪いなので、無口な騎士様とは家族のふりをします
連載中
[N0968LW]
時の海に沈む王国と、わたしの二度目の初恋
連載中
[N8524LY]
「自分の書いた小説に転生したのに、設定が崩壊してるので“書き換え”ながら生き残ります」―作者なのにヒロインに殺されかけてます―
連載中
[N1044LW]
石段は、あなたの心音を覚えている――マチュピチュ2237
連載中
[N0985LW]
潮騒のアーカイヴと、ガラパゴスの鐘
連載中
[N0932LW]
星霜の庭に、君を待つ
連載中
[N7240LX]
最弱属性しか使えない俺、魔法を科学で研究したら世界最強になりました
~空気魔法から始まる異世界魔法革命~
連載中
[N1027LW]
青い鈴は、戻らない朝を選ぶ
(サブ:サマルカンド時間縫いの恋)
連載中
[N7385LQ]
追放された現場監督、建てない判断で街を守る
連載中
[N0947LW]
氷河の王と千年の花嫁

