データ取得:2024/04/18未明
おしらせ
▷新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。
N5210DV
15pt
連載中
連載中
銀眼貫餮のソウルベット -Pupacuius oblitus est mundus-
千華あゑか
全78話[244,537文字] 空想科学〔SF〕 R15 残酷な描写有り
背負った大きな籠をいつもより陽気に揺らして、テララは今朝もせっせと小山へ拾集に来ていた。
人っ子一人、草花さえない広大な荒野を、村から毎朝生活に必要な食糧やら小間物やらを拾いに来るのが少女の日課だ。
荒野に佇む一本の巨大な聖なる樹「母大樹」。
雲を突き抜け、青い空一面に伸ばした枝下に積もる恵みの小山から必要なものを拝借し生活に充てる。それは少女が生まれるよりもずっと前から変わらず続いている何の変哲もない村の常識だった。その……はずだった。
籠を一杯にして姉を喜ばせてあげよう。そう意気込んで肉片の山に立ち寄り、今晩のご馳走を求め肉山の奥へ手を伸ばしたそのときだった。
――ナニカニ、ツカマレタ。
その瞬間、今まで経験したことのない凄まじい激痛が少女を襲う。軋む腕にたちまち視界が歪む。
肉塊の奥底。日の光も当たらぬ暗く湿った影の中。銀に揺らめく瞳が少女に喰らい付くように睨んでいた。
ソレとの出会いが不運にもテララを、その世界に息づく者たちを、この世界の虚像を暴く修羅の道へと誘ってゆくこととなる。
これは、"ヒトのカタチ"を苦しく、切なく、暴力的に描く物語――。
人っ子一人、草花さえない広大な荒野を、村から毎朝生活に必要な食糧やら小間物やらを拾いに来るのが少女の日課だ。
荒野に佇む一本の巨大な聖なる樹「母大樹」。
雲を突き抜け、青い空一面に伸ばした枝下に積もる恵みの小山から必要なものを拝借し生活に充てる。それは少女が生まれるよりもずっと前から変わらず続いている何の変哲もない村の常識だった。その……はずだった。
籠を一杯にして姉を喜ばせてあげよう。そう意気込んで肉片の山に立ち寄り、今晩のご馳走を求め肉山の奥へ手を伸ばしたそのときだった。
――ナニカニ、ツカマレタ。
その瞬間、今まで経験したことのない凄まじい激痛が少女を襲う。軋む腕にたちまち視界が歪む。
肉塊の奥底。日の光も当たらぬ暗く湿った影の中。銀に揺らめく瞳が少女に喰らい付くように睨んでいた。
ソレとの出会いが不運にもテララを、その世界に息づく者たちを、この世界の虚像を暴く修羅の道へと誘ってゆくこととなる。
これは、"ヒトのカタチ"を苦しく、切なく、暴力的に描く物語――。
R15
残酷な描写あり
悲恋
スプラッタ
異能力バトル
冒険
天災
ダーク
異能
ライトノベル
人外
超能力
友情
ファンタジー
シリアス
巨大生物
全78話[244,537文字]
(各話平均3,135文字)
[推定読了8時間10分]
お気に入り登録:3件
投稿開始:2017年03月01日(19:03:22)
投稿期間:3年3ヶ月
(各話平均3,135文字)
[推定読了8時間10分]
お気に入り登録:3件
評価人数:2人(平均2.3pt)
最新作投稿:2020年06月06日(19:00:00)投稿開始:2017年03月01日(19:03:22)
投稿期間:3年3ヶ月