データ取得:2026/03/13未明
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短編
短編
シスコンな怨霊は死神と契約する
みさこんどりあ
全1話[2,845文字] ハイファンタジー〔ファンタジー〕
救いを求め、指先を伸ばす。けれど、求めれば求めるほど、藻掻けば藻掻くほど、何処までも溺れていく。
息もできず、口から最後の空気が泡となって出ていったのを、ぼんやりと眺めていた。
(あぁ…、)
意識さえも朦朧となってきた。とても苦しいはずなのに、それすらもよく分からなくなる。感覚がもうなくなりかけているのか、と他人事のように思った。
とても眠くなってきた。気を抜けば瞼を閉じてしまうほど。けれど、ここで目を閉じれば戻ってこれなくなる気がする。
(ああ、そうか私…死ぬのか)
別に死ぬのは怖くない、というわけではないが、ただ一つ心残りとしたら、最後に妹に会えなかったことだ。
(最後に…会いた、かった…、なぁ……)
誰も居ない部屋の中、マナはそっと静かに目を閉じた。
✳ ✳ ✳ ✳ ✳
「あれ?ここは…?」
気付いた頃には、私は見知らぬ場所にいた。空間、その全てが闇に包まれた場所。何処を見ても視界に映るのは黒一色のみ。現状を把握すべく、マナは思考を働かせる。
(傷は…塞がってる。魔力は…変な感じだ)
体のあちこちに空いていた傷の全てが塞がり、苦しかったはずの肺も、今は良くなっている。けれど魔力の揺らぎ方がおかしい。明らかに、元いた場所と空間の波長が違うかというように。
確か私はさっきまで薄暗い部屋の中にいたはず。どうしてこんな場所に…。そんな事を考えていれば、どこからともなく黒い蝶がやって来て、自分の指先に止まった。全てを飲み込んでしまいそうなほど、真っ黒な蝶。この蝶は一体どこからやってきたのだろう。
(いや、違う。私がここに来たんだ)
見知らぬ場所、塞がった傷、安定しない魔力、どこからともなくやっていた黒い蝶。このことから導き出さる応えは一つ。
(まさか、あの世とか…馬鹿げてる)
マナは以前読んだ書物の内容が頭にちらついたが、そんなものはないと思っていた。所詮は人間が創り上げた作り話。その程度の認識。
「その蝶が我以外に懐くのは珍しいな」
「ッ!?」
突如背後からの声に、マナは半ば反射的に振り向いた。
息もできず、口から最後の空気が泡となって出ていったのを、ぼんやりと眺めていた。
(あぁ…、)
意識さえも朦朧となってきた。とても苦しいはずなのに、それすらもよく分からなくなる。感覚がもうなくなりかけているのか、と他人事のように思った。
とても眠くなってきた。気を抜けば瞼を閉じてしまうほど。けれど、ここで目を閉じれば戻ってこれなくなる気がする。
(ああ、そうか私…死ぬのか)
別に死ぬのは怖くない、というわけではないが、ただ一つ心残りとしたら、最後に妹に会えなかったことだ。
(最後に…会いた、かった…、なぁ……)
誰も居ない部屋の中、マナはそっと静かに目を閉じた。
✳ ✳ ✳ ✳ ✳
「あれ?ここは…?」
気付いた頃には、私は見知らぬ場所にいた。空間、その全てが闇に包まれた場所。何処を見ても視界に映るのは黒一色のみ。現状を把握すべく、マナは思考を働かせる。
(傷は…塞がってる。魔力は…変な感じだ)
体のあちこちに空いていた傷の全てが塞がり、苦しかったはずの肺も、今は良くなっている。けれど魔力の揺らぎ方がおかしい。明らかに、元いた場所と空間の波長が違うかというように。
確か私はさっきまで薄暗い部屋の中にいたはず。どうしてこんな場所に…。そんな事を考えていれば、どこからともなく黒い蝶がやって来て、自分の指先に止まった。全てを飲み込んでしまいそうなほど、真っ黒な蝶。この蝶は一体どこからやってきたのだろう。
(いや、違う。私がここに来たんだ)
見知らぬ場所、塞がった傷、安定しない魔力、どこからともなくやっていた黒い蝶。このことから導き出さる応えは一つ。
(まさか、あの世とか…馬鹿げてる)
マナは以前読んだ書物の内容が頭にちらついたが、そんなものはないと思っていた。所詮は人間が創り上げた作り話。その程度の認識。
「その蝶が我以外に懐くのは珍しいな」
「ッ!?」
突如背後からの声に、マナは半ば反射的に振り向いた。
シリアス
ダーク
女主人公
人外
バッドエンド
死ネタ
幽霊
ダークファンタジー
厄ネタ
異世界
全1話[2,845文字]
(各話平均2,845文字)
[推定読了0時間6分]
お気に入り登録:0件
投稿開始:2025年10月20日(00:17:22)
(各話平均2,845文字)
[推定読了0時間6分]
お気に入り登録:0件
評価人数:0人(平均--pt)
最新作投稿:2025年10月20日(00:17:22)投稿開始:2025年10月20日(00:17:22)
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