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データ取得:2026-07-09未明

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N5018MJ 12pt
完結済.

月の柵(ませ)

伊月檸檬

全12話[82,109文字] 現実世界〔恋愛〕 残酷な描写有り
幽霊や虫、蛇が苦手なように、月が苦手だった。
何もない長閑な田舎の村。珠依にとって、近所の竹林の奥に暮らす作家が書く、毎月一日に発売される文藝雑誌の連載小説『月の路』を読むことは楽しみであり、六年間で染みついた習慣であった。
その作家・霧生響は、変わり者。煙草ではなく煙管を好み、黒い羽織を着る。珠依が赤ん坊の頃から十八年――小皺ひとつ、白髪の一本さえ増えない、変わらぬ二十代のような美しい容姿。時折金色に光る目――。
口は悪い上に素っ気ない、愛想もない。けれど、分かりにくい優しさを見せる、兄のようなその存在に、珠依は淡い心を密かに抱いていた。
高校の卒業式の朝――珠依の十八歳の誕生日、そして『月の路』が最終回の日。古びたノートの山を残し、霧生は何も告げず忽然と姿を消す。
そこに綴られていたのは、千三百年の時を越えた、ひとつの祈りだった。
――月を恐れていたのは、なぜか。
――霧生響とは、何者なのか。
――そして、珠依は一体、何者なのか。
竹取物語の裏返しのストーリー。
※2026/7/3をもちまして完結いたしました。ありがとうございました!

残酷な描写あり BWK大賞1 BK小説大賞2 集英社小説大賞7 コミックルーム大賞 アイリスIF9大賞 女主人公 人外 和風 古代 現代 異類婚姻譚 古典恋愛 HJ大賞7 あやかし 転生
全12話[82,109文字]
各話平均6,842文字
[推定読了2時間45分]
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評価人数:1人(平均5pt)

最新作投稿:2026年07月03日(11:50:00)
 投稿開始:2026年06月24日(12:35:14)

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