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データ取得:2024-04-11未明

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N4850IV 0pt
短編.

あるいは一分にも満たない世界

雉白書屋

全1話[1,635文字] その他〔その他〕
 人里を離れた、山の中腹にある研究所。青年はそこに向かって顔を歪めながら坂を上っていた。
 車も入れない山道だ。まったくどうしてこんなところに……とその理由は知っている。博士が偏屈で人嫌いなのだ。が、どういうわけかその博士に気に入られ、こうしてわざわざ向こうから電話が入ったのは地元の新聞記者、それも新人の身からしたら、ありがたいことであった。なので青年は不満を押し隠し、歩きながら笑顔の練習をしておいた。
 ようやく到着。息を整えたあと、扉を開けて中に入る。研究所といっても小さな建物だ。迷うことはない。人の気配がする。博士は奥の部屋にいるようだ。

「あ、どうも博士、この度はえー、お招きくださりありがとうございます。また素晴らしい発明をされたとか」

「おお、君か。よく来たな。さあさあ、こっちへ」

全1話[1,635文字]
各話平均1,635文字
[推定読了0時間4分]
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最新作投稿:2024年04月10日(16:10:00)
 投稿開始:2024年04月10日(16:10:00)

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