Nコードで小説の詳細情報を検索
ちょっと面倒だなという方へ

データ取得:2025-07-02未明

おしらせ

新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。

N4828KP 60pt
連載中.

【国家反逆罪】父の死の真相は、日本を売り渡す計画の序章だった

九条ケイ・ブラックウェル

全19話[50,654文字] 推理〔文芸〕
政治家なんて、クソくらえだ。

俺、高遠 陸(たかとお りく)は、そう思って生きてきた。ゲーム会社で好きなゲームを創り、気の合う仲間と酒を飲む。それが俺の全てだった。親父が永田町でどんなデカい顔をしていようと、知ったことか。
――あの男が、「心不全」というあまりに都合の良い死に方をするまでは。

親父の急死。涙も乾かぬうちに後援会に担ぎ出され、気づけば俺は、望みもしない議員バッジを胸につけていた。世間が言うところの、典型的な「ボンボン二世議員」の誕生だ。

退屈な国会、腹の探り合いばかりの派閥会合、頭を下げるのが仕事の陳情対応。永田町という名の伏魔殿で、俺は魂の抜け殻のように日々を過ごしていた。
だが、運命は、そんな俺を見逃しはしなかった。
親父の書斎で見つけた、一冊の古びたノート。そこに記されていたのは、にわかには信じがたい、巨大な陰謀の断片だった。

メディアを炎上させる、くだらない社会論争。国民がそれに気を取られている裏で、静かに、だが確実に進められる売国計画。この国の電力、通信、港湾――まさに生命線(ライフライン)とも言うべき重要インフラを、虎視眈々と狙う**アジアの大国“中国”**に売り渡そうというのだ。

そして、その計画を主導していたのは、親父の長年の盟友であり、この国の権力の中枢に座る、あの男だった。

ふざけるな。
軽い気持ちで首を突っ込んだ俺を待っていたのは、想像を絶する永田町の闇。親父の死は、ただの病死などではない。この国を売ろうとする裏切り者たちに、消されたんだ!
これは、単なる汚職事件じゃない。
この国の根幹を揺るがす、まごうことなき『国家反逆罪』だ。
気づいてしまった以上、もう引き返せない。見て見ぬふりなど、できるはずがない。

ボンボン? 親の七光り? 上等だ。
連中が俺をそうやって侮っているうちに、こっちは牙を研いでおいてやる。

これは、世間知らずのボンボンが、亡き父が遺したたった一つの「情報」を武器に、この国のど真ん中に巣食う裏切り者たちに戦いを挑んだ、その全記録である

HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 男主人公 現代 内政 ミステリー 逆転劇 国会議員 ネトコン13感想
全19話[50,654文字]
各話平均2,666文字
[推定読了1時間42分]
お気に入り登録:10件

評価人数:5人(平均4pt)

最新作投稿:2025年07月01日(12:00:00)
 投稿開始:2025年06月13日(12:00:00)

最近の総ポイント変動
今日60

+2

昨日58

±0

一昨日58

±0

3日前58

+2

4日前56

+2

5日前54

+14

6日前40

±0

7日前40




ページのトップへ戻る